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マールガリ・ジャパン2024_福岡公演@小倉昭和館
マールガリ・ジャパン2024の福岡公演ということで、北九州は小倉昭和館に行ってきました。
ここは3代目の女性オーナーさんが色んなイベントを企画されて、シネコンに駆逐されつつある街の名画座としての立ち位置をキープし続けているという特集を見て、いつか行きたいと思ってたところに旦過市場の火事で焼失。再建は無理かと思われていたところに有志の署名活動やクラファンでついに再建叶ったという、それだけで一本の映画になりそうな映画館。来ることができて良かった。
隣の席に座られた妙齢の御婦人とも仲良くなって、お茶とむき出しのパンを頂いたのですが、中にはザリザリの練乳が入っていてなんとも懐かしい気持ちになりました。
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映画の面白さは言わずもがなですが、今こうやって見ると、今回私は師弟関係のところで何だかグッときました。やはり私はどういう姿勢でインド古典音楽をやるのか、いつでも自分自身に問うていないといけない。
そしてなんと言っても第二部の、実際に映画に出ていたシッキル・グルチャラン氏率いる南インド古典音楽グループによるコンサートですよ!まさか福岡で、こんなにコアなコンサートが見れるとは思いませんでした。昔から意外と福岡市よりも、北九州の方が文化的な懐が深いんですよね。山海塾の前衛舞踏見たのも小倉でした。
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南インドの、というかインド古典音楽の声楽を生で聴くのは初めてだったんですが、メロディーというか音階そのものが言語以前の領域にあるというか、ラーガというものは理論が先にあって恣意的に作られたものではなくて、もっと根源的な部分にあるエネルギーそのものを扱っているような気がしました。いや詳しくないので全然知らないのですが。
ムリダンガムとカンジーラの火の出るような7拍バトルも激烈な熱量だったし、ものすごく良いものに触れることができました。
満員御礼でしたし、是非来年もよろしくお願いします!!
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小倉は学生の頃にウロウロしていた街なんですが、久しぶりに歩くと当時のことを思い出して、何だか少しく辛い気持ちになりました。今が辛くないからといって決して何かを克服したわけではなくて、それはそれとして、これからもずっと向き合っていかないといけないんですね。それが、誠実に生きるということだと思う。
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