NAGAREYAMA F.C. 関社1回戦 感想
2024年11月2日、NAGAREYAMA F.C. は関東昇格をかけ、2024シーズン関東社会人サッカー大会 1回戦にのぞみました。対戦相手はFCカラスト埼玉南西さん(以降、FCカラストさん表記)。会場は神奈川県藤沢市県立スポーツセンター球技場2です。
スターティングメンバーは、GK #1板橋選手。DFは4バックで右から#2岡田選手、#5長坂選手、#9橋本選手、#16延山選手、中盤は3枚で#26三好選手、#24栢野選手、#23長野選手、前線は右に#15板垣選手。左に#10寺内選手、中央に#13板倉選手。フォーメーションは4-3-3です。サブは#3 牧野選手、#6山室選手、#7砂田選手、#8小野田選手、#14高木選手、#17今山選手、#18加藤選手、の7選手です。
◾️先制点が明暗を分けた前半
前半キックオフ。NAGAREYAMA F.C.はディフェンスラインを高めにして陣形をコンパクトにし、前線からハイプレスをかけてボール奪取、縦に早い攻撃を狙います。一方のFCカラストさんはミドルゾーンでブロックを敷き、ボールを奪った後は前線の選手に一度ボールを当て、左右に展開させてボールを前に運ぶ攻撃を狙います。
立ち上がり優勢に進めたのはNAGAREYAMA F.C.で、何度か相手ゴール前まで迫り、#13 板倉選手の惜しくもポストに直撃したシュートをはじめ何度かチャンスを作ります。
しかし前半16分、カウンター気味にNFCゴール前にボールを運んだFCカラストさんは、左サイドから狙いすましたクロスを供給。クリアを試みたNFCの選手のヘディングは僅かに届かず、相手FWが胸トラップからダイレクトでボレーシュート、ゴールとなり先制点を許してしまいます。
先制点を奪ったFWカラストさんは、より試合運びを明確化。前線の選手はNFCのボールホルダーに対しプレスにはいかずパスコースを限定するような守備をし、中盤へのパスは的確なポジション取りで優位に立ち、前線へのパスは素早く複数名で取り囲みボールを奪おうとしてきました。
思うようにボールを運べなくなったNAGAREYAMA F.C.は、個人技では幾度か打開しシュートまで持っていきますが、チームで崩す形はなかなか作れず、FCカラストさんのペースで前半は終了します。
◾️得点が遠かった後半
エンドが替わり後半キックオフ。全体の展開は前半の流れが続きます。下がりすぎずにディフェンスライン〜中盤に人数を割きスペースを与えないようにし、カウンターを狙うFCカラストさんと、その強固な守備をなんとかこじ開けようとするNAGAREYAMA F.C.の構図です。
NAGAREYAMA F.C.はペナルティエリア近くで細かくパスを繋いで崩しを試みたり、サイド奥深くにボールを運びカットインからゴール前に侵入、シュートする場面もありましたが、FCカラストさんを完全に崩すことはできずゴールを上げることはできません。
逆に鋭いカウンターからスペースへの突破を許し、あわやという場面を作られましたがここはGK #1 板橋選手の果敢な飛び出しからの素晴らしいセーブで追加点は許しません。
終盤になりNAGAREYAMA F.C.はフォーメーションを3バックにしてDF #9 橋本選手を前線に上げ勝負に出ます。前線で#9 橋本選手が起点となった流れで#13 板倉選手や#10寺内選手がシュートを放ちますがいずれもゴールは決まらず。
NAGAREYAMA F.C.はそのまま得点を奪うことはできずタイムアップとなりました。
◾️この悔しさを糧に再びチャレンジを
千葉県1位として挑んだ初の関東への挑戦でしたが、悔しい初戦敗退という結果となりました。
内容的に圧倒されたという感じではなくどうしようもない大きな力の差があったわけではないと思った一方で、細部に神は宿るという言葉の通り、FCカラストさんはチームとしての約束事を徹底し集中して局面では確実に上回り、最後まで隙を見さませんでした。素晴らしいチームだったと思います。
NAGAREYAMA F.C.は、先制点を奪われ相手チームのベースになった難しい展開、時間経過とともに襲ってきた疲労と焦りから、余裕のないゲーム運びとなってしまいました。しかしそのような中でも、#2 岡田選手を筆頭に各選手が大きな声で味方を鼓舞したり、五分あるいは不利なボールにも食らいつき、最後まで諦めず走り切り、戦う姿勢はしっかり示してくれたと思います。
今シーズンはこれで幕を閉じますが、クラブの挑戦はこれからも続いていきます。更に力をつけ、来シーズン再び関東に挑戦して昇格を掴み取ってほしいと思います。そしてその先にある夢に向かって走り続けましょう。
お読みいただきありがとうございました。
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