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テナント開業が良いの?土地から開業が良いの?〜その3〜

その2は、

でしたので、今回は土地から開業について。

テナント開業だと、いつまでも自分の所有にならないので年数が長くなると、かなりの金額になる事を前回お伝えしました。
それを回避するために、医院の利益を意識した経営を心がけ、いずれ土地から開業もしくは物件を所有出来るようになると良いですよと。

親が土地を持っていたりすれば、それを利用させて頂いて開業するのは、とても良いです。ただ、そんな土地がないというならば、考えは1つ。

場所で開業するのか?歯科医療がやりたいから開業するのか?

お金がなくて都会思考なら、テナント開業でいくしかないです。
しかし、広い視野で地方をみると、実は土地がかなり安くで購入出来ます。
坪単価が、銀座の1月の駐車場代で購入できる場所もあります。

に書いたのですが、100人いれば100人を患者さんとして考えられるのが歯科医療なので、ちょっと過疎が進んでいる地区でもニーズがあります。
例えば、僕の場合の生月島で考えてみます。

開業時2005年 人口:約7,500人 歯科医院3軒 1歯科医院あたり2,500人
現在 2021年 人口:約5,000人 歯科医院2軒 1歯科医院あたり2,500人

そう、開業して16年経つのですが、実は1歯科医院あたりの人口は変わっていません。銀行がお金を貸すときに重視する数値が、この1歯科医院あたりの人口です。

近隣周辺に歯科医院が多い場所は、それだけ1歯科医院あたりの人数は少なくなるので、貸出余力も小さくなります。そうすると、
欲しい機材が買えない→思ったような診療が出来ない→患者さんの数が伸び悩む→経営が上手くいかない
という悪循環に陥ります。

だから僕のように、開業時にお金がなくても、歯科医療をしっかりとやりたいと思う先生は、是非、地方での開業を考えてみて下さい。
もちろん、その時に結婚されていたら旦那様、奥様と意見を一致させるのも重要です。子供もいたら状況は変わります。

ただ、ギリギリで都会で開業しても経年的に設備は劣化するので買い替え時期がやってきます。その時に歳をとっていたら、もう一回思い切って借金しようと思いますか?
また、それどころか利益が出ていなかったら借金をする事も出来ません。

子供がいたら教育費がかかります。
その子供の教育費をギリギリでやっていたら出すことも出来ません。
家族で、5年、10年、20年と先のビジョンを見据えて、開業は決めて下さい。

まだ読んでいない人がいれば、

や、

も読んでみて下さい。

写真:2018年タイ プーケット 象トレッキングの時の写真です。貴重な体験が出来ました。

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