開業前の先生に僕がオススメする1冊の本
聞いたことは忘れてしまうが、見たものは記憶に残る。
しかし、自ら実践しないかぎりは、何も理解することはできない。
それでは始めよう。
ーマイケル・E・ガーバー
僕が在籍中は、歯学部で、歯科医院開業のための経営学を学ぶ機会がありませんでした。
僕は2005年に、勢いで開業したのですが、数年後に見つけたこの本があれば、そこまで苦労しなかっただろうなと思うお勧めの一冊です。
調和のとれない三つの人格が出てきます
起業家:変化を好む理想主義者
マネージャー:管理が得意な現実主義者
職人:手に職をもった個人主義者
歯科医師の多くは、職人に偏っている人が多いと思います。
それは歯学部の中で、技術的な事ばかり学ぶからです。
そして、それは、そのまま開業しても続き、技術的なセミナーばかり勉強するので、歯科医院経営が上手くいかない先生が多いです。
僕も実は職人意識が強い歯科医師でした。
今でも忘れて突っ走りそうになる時は、この本を読み直し、修正しています。僕にとってのバイブルです。
パイ屋さんを開業するサラという主人公が出てきて、物語調に話が展開するので読みやすいです。
これから開業する先生、開業していて歯科の技術には自信があるけど、なぜか医院経営が上手くいっていない先生にオススメの一冊です。ちなみに本を読むのが苦手という先生には、このような漫画も出ています。
写真:昔、バックパッカーをしていた頃の写真。今は出来ないですね(笑)