開業前に家を買ってはいけない
noteを始めた翌朝から、いきなり知り合いの若い先生からLINEで相談が入りました。お、読んでくれている人がいたと嬉しくなり、ちょうど、いつか書こうと思っていたネタなので、忘れないうちにシェアします。
相談内容の概略です。
開業は2、3年先なのですが、現在、家族3人で手狭な家に住んでいます。ネットや不動産屋、銀行関係の知り合いに聞くと、社会的に信用のある勤務医時代に家は持っていた方が良いと。支払いの滞りがなければ、銀行の信用が上がる。事業ローンと住宅ローンは別物と。
別の信用出来そうな不動産屋の方は、住宅ローンが残りすぎていたり、残債割れしていると事業融資の足枷になると思うので、いざ開業という時に融資が降りないと困るとアドバイスを頂いたと。
僕の答えは一択です。
今は買うべきではない。
理由は簡単で、ご実家が裕福な家庭で、親が全て開業資金を出してくれるとか、自己資金が十分あれば、いつ家を購入しても良いでしょう。しかし、そんな余裕がなく、35年ローンを組もうなら最悪です。
それも話を聞いていると、購入候補に上がっているのが1億弱のマンションとか。買ったら直ぐに資産価値が何割も下がる上に、個人の支払い余力が大きく下がるので、信用出来そうな不動産屋の方と同じ様に僕の考えは、絶対に買うなです。
ただしがあり、今買わないと奥様から離婚を切り出されそうな場合は優先順位は別。ただ、奥様には、開業時の支払い余力が下がり、ショボショボ開業になり、開業しても勤務医時代より可処分所得(税金等色々引かれた後に実際に使えるお金のこと)は低くなり、そこそこの生活がずっと続くけど許してねと伝えてからマンション購入されて下さい。
じゃ、
の話をしていきたいのですが、長くなったので別の機会に。どちらの開業も経験しているので、長所短所をお伝えします。
僕を直接知っている先生で、開業や、医院経営で何かお悩みごとがあれば、いつでもFBでメッセージ下さい。
写真:2001年、9.11.直後に行ったローマのコロッセオ. また行きたいです.