そんな僻地で歯科医院を開業したって...
今回は2004年の秋、現在の生月(いきつき)島で開業を決めた時の話。
僕は、道具一つ一つにこだわりがあるので、
に書いたように、アラカルト開業をしました。
すると僕が一切採用しなかったパック売りを押す某有名メーカーの偉い人から一言、
「そんな僻地で歯科医院開業したって、
自費診療なんて選択する人いませんよ。」
でした。
当時32歳の若造だったのですが、そのお偉いさんからの一言で僕が何を思ったかと思うと、
「今まで上手くいっている先生がほとんどいないなら、
逆に上手くいくかも?」
と逆に自信を持てました。
諦めなければ絶対にやれると。
それでは、具体的に何をしたか取り組みをnoteします。
1. 地方の利を生かした広い空間にする
最初に決めたテナントは、地方なので都会と比べると破格の家賃でした。
それを生かして、1つ1つの診療室を広めに作りました。
5年前に移転した時も、同じ様に広い空間にしました。
コロナは全く予想していなかったのですが、この広い空間が良かったので、コロナ下でもたくさんの患者さんが変わらず来院して下さっています。
今後、開業を考えている先生は、参考にされて下さい。
九州であれば、
の古田社長に相談してみて下さい。
僕が移転開業時にお世話になった方です。
2. 都会に負けない診療を提案出来るように精進する
空間だけじゃダメで診療の中身にもこだわりが必要です。
僕だけでなく、歯科衛生士も含めたスタッフも一緒に精進を続けています。
16年続けてきた事で、たくさんの皆さんに応援を頂いています。
先日の話なのですが、突然、とある遠方の自費専門でされている先生からお電話を頂きました。
直接面識がない先生だったのですが、
「今、相談に来られている方がいるのですが、先生のクリニックの方が近いと思うので、ご紹介します。」
と。
実は、ウチからも片道約8時間かかる遠方の方なんですが、先日来院され、今後通院して下さる事になりました。
派手な診療はしていなくて、当たり前の事を当たり前にする歯科医院なのですが、このようにご紹介頂き、遠方から通院して下さる方もおられるので、本当に有難いです。
3. 場所は関係ない
結局のところ、場所は関係ないと僕は思います。
逆にこれからは、いつコロナと同じ様なパンデミックが起こると限らないので、少し地方の開業で、広い空間を取られた方が良いかもと思ったりもします。
にもnoteしているので、まだ読まれていなかったら参考にされて下さい。
今回は、この辺で。
追伸:研修医、開業前の若い先生で僕の医院経営や臨床にご興味がある方、数名0期生で募集します。時々、オンラインで一緒に学んだり、生月に実際に来てもらえたら、無償で何でもお伝えします。人生の後半で何かお役に立てる事があればと思います。いつでもFBでメッセージ下さい。
写真:ニューヨークに行った時の、自由の女神です。今度は、ゆっくり行きたい街です。