三つ子の魂百まで。フレンチレストラン or ファミリーレストラン
今回のnoteは、歯学部の学生さんや、研修医の先生から、僕が相談されたら話す事を書いてみます。ちなみに、
に書いていますが、僕のバイアスかかりまくりですので、注意が必要です。
1. 迷っている時に、やるべき行動
将来の方向性が決まってなく、迷っている時、まずやるべき行動は、
ちょっと興味がある事をやっている先生に直接会って話を聞く
事です。
それは臨床に限らず、研究もそうですし、経営に長けている先生に会うのもありかと。そこで直接、目を見ながら話をして、本当に自分がやりたい事をされているのか見極めましょう。
若い時は、その判断力の感度は悪くて当然。僕の経歴を見たら解ると思いますが、人生ブレブレです(笑)。ただ、その行動を後悔しているかというとそんな事はなく、全てを糧にして今があるので、良い経験させてもらったなと思っています。
2. 直感大事です
決断する時は、エイッ!と、
直感で決めちゃう
で良いんです。そして一度決めたら、その方向でとにかく最初のうちは時間を使い必死に吸収する。
もしお給料をもらえながらの環境なら、給与をもらっている時は課された仕事をきちんとして、勤務時間外の時に、自主練や先輩の先生を捕まえて練習に付き合ってもらう。もしその環境に学びがなければ、給与を研修会費などの自己投資に使う。
と書いていて、そこまでやる先生ほとんどいないから、もしこのnoteを読んで、やってみようと思った先生は、チャンスです。その行動を続ければ、間違いなく
上位数%の歯科医師
になれます。
3. フレンチレストラン or ファミリーレストラン
歯科の商業誌やSNSで目立っている先生方を、ちょっと俯瞰して下さい。
その先生方を目の前にしてやったら、お前若造のクセにと怒られちゃうので、ご自宅でひっそりと。
フレンチの有名シェフが、日本料理のコース料理を見せないですよね?
得意分野で勝負するのが普通です。
話を戻すと何かの専門医になるという事も可能ですが、日本の多くの国民が望むものは、そこではないのではと僕は思うんです。
フレンチの料理人で突き抜けようと思われるなら、それはそれで覚悟決めてされると良いと思うのですが、国民のニーズは、
ファミリーレストラン
が最大です。子供からお爺ちゃん、お婆ちゃんまで対応してもらい、様々な歯科医療が出来る医院が。
また経営やマーケティングに長けている先生の、
臨床写真を見る機会ありますか?
見る機会、ほとんどないと思うんです。要は得意分野があるので、そこだけに注目するのではなく、周囲も見渡すのが大切です。
4. 三つ子の魂百まで
若い時って本当に大切で、その時の習慣がそのまま大人になっても続きます。もしもそれが違うと思って歳を重ねてから修正するなら、お金と時間がかかる事が多いです。僕自身、時々修正しているので、事実です。
研修医が終わって直ぐに、お金のためと昔ながらの回せ回せ歯科に勤めると、将来、開業してもその方向性で開業する事が多いです。そう、歳をとっても回せ回せです。ただ、これから少子高齢化の時代ではそうもいかないと思いますが。
若い時に変な癖がついてしまうと、ほとんど直せません。
にも書いていますが、手が荒れるからです。
職人である歯科医師の仕事で手が荒れるのは致命的です。
手が荒れるだけでなく、患者さんとの問診、診療の基本姿勢が出来ていなかったりするので、開業してお金が出来て勉強しようと研修会に参加しても修正が効かない事が多いです。
研修会では、時間が限られるので、基本的な事を教えてくれる所はほとんどないからです。
そんな時に、考える猶予がある大学院への進学も一考の余地があると僕は思います。大学院生の時に、時間を作り、あちこちの先生を尋ねて自分の方向性を決めていっても良いのではないでしょうか。
今回は、ココまでです。
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写真:ハワイの田舎にドライブした時の写真です。