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前回に続き、ウクライナ侵攻によるサハリンでの影響です。
サハリン出身の戦死者に関する報道と、それに対する市民のコメントです。
報道の特性上、「御悔やみ」が多いのですけど、そうではなく、ウクライナ侵攻についての個人の意見が述べられたものの内、noteで言う「スキ」が多いコメントを選びました。
①サハリン所在部隊所属の初の戦死者に関する報道とコメント
コメントをしたのは、戦死者と同部隊の兵士の父親のようです。戦死者と一緒の作戦中に息子の他数名が負傷し、入院しているようです。
軍が彼の息子の負傷に関する情報を通報したとすれば、息子本人の容態・入院先等最小限の情報しか報せないと考えられます。同僚の情報を父親が知っていると言うことは、直接息子と連絡を取っている可能性があります。
つまり、噂レベルかもしれませんが、ウクライナでの実際の状況は、サハリンでも意外と知られていると思われます。
②2~4人目の戦死者に関する報道とコメント
コメントをしたのは、現在のロシアに冷笑的な人物です。ウクライナにおける財閥の権益保護のため、ソ連崩壊後の国民の努力を水泡に帰したと呆れています。
①サハリン所在部隊所属の初の戦死者に関する報道とコメント(4月12日の「オルタナティブ・サハリンTV」と、同内容の「サハリンインフォ」の報道に対するコメント)
報道に対する市民amx50bのコメント
②2~4人目の戦死者に関する報道とコメント(4月19日の「サハリンインフォ」の報道と、それに対する市民のコメント)
報道に対する市民Krizxのコメント
4月27日現在、この報道を見た人が81,500人、Krizxのコメントは、110人に「好き」されており、全1,500のコメントの中では、トップクラスの支持があります。
政権への幻滅、絶望、不信感が直接的な批判ではなく、シニカルな批評になる見事な例ですね。
社会的な冷笑主義が独裁的国家の政権にとってどれほど危険なものか?と言う実験が、ロシアでスタートしているようです。