居酒屋ウイスキー三銃士を連れてきたよ!
私事ですが、保険を別のに変えまして。
保険って契約するとお礼の品が貰えたりするじゃん?
その品がウイスキーだったんですよ。
趣味嗜好を知られている方に保険を見繕ってもらったから、お礼の品もそれに合わせてくれたのだろう。もっとこう、健康的なものかと思ってたんですけどね。保険屋さんだから。
めちゃくちゃ嬉しいけど、「お酒でもいいんだ」って驚きが先立ってしまった。
でも、貰ったお酒飲みながら考えてみたら、酒は百薬の長だし、めちゃくちゃ健康的だな。最適解では?
まぁ、最悪身体壊しても保険降りるから…
くれた人自身はウイスキーに詳しくない方だったので、貰ったのはブラックニッカでした。よく居酒屋で見かける三銃士の一角、髭のオジサンのやつだね。
ストレートだとクセが無くてスルスル飲める。後口はマイルド。スルスル飲めすぎて翌日後悔するやつ。それ故に面白みは無く、「特徴が無いのが特徴です」的な味。割り材の味を邪魔にくいから、飲みすぎ防止の為にも味付きの飲み物で割って飲むのがいいと思う。穏やかで優しいけど、意思の弱い文系。
残りの2つは角瓶とジャックダニエルだね。
角瓶は「ウイスキーがお好きでしょ」のCMソングでお馴染みのあれ。
あれをカバーしてるアーティスト、ことごとくツボなんですよ。最近はクラムボンが歌ってるね。ハナレグミが歌ってた事もあったね。どちらもよいアーティストなので聴こうね。ハナレグミは「オリビアを聴きながら」のカバーと「おあいこ」、クラムボンは「シカゴ」と「サラウンド」が好きです。
話が逸れました。戻します。
角瓶はCMでも言ってる通りハイボール。角ハイ。ブラックニッカよりも強くキリッとしたアルコール感。実際ブラックニッカがアルコール37%に対して、角は40% ある。そこに炭酸。よき。コーラやジンジャーエールで割って飲んでも「自分、ここに居ますよ」とキリッと主張してくる感じ。爽やかな見た目で暑苦しい体育会系。
最後にジャックダニエル。
前の2つはジャパニーズウイスキー。ブラックニッカは名前の通りニッカ、角瓶はサントリーが作ってる日本産のウイスキー。ジャックダニエルだけは海外産。アメリカのウイスキー。
アメリカ産のウイスキーは大概バーボンウイスキーと呼ばれている。熟成時に使うホワイトオークの樽の中を炙って焦がす。それでカラメル感のある甘めの味わいになる。ジャックダニエルはそこから更に焦がしたカエデの木で濾過している。これのおかげでメープル感のある甘みも加わる。この工程の追加とテネシー州で造られている事が条件でテネシーウイスキーを名乗れるのだけど、ジャックダニエルはそれ。
甘い。これに尽きる。カラメル感とメープル感の甘さとどちらもあるから、コーラとの相性が抜群。ストレートでも、もちろん上記2種よりも甘い。個人的には三銃士の中で1番好き。こいつは濃いめのアイスコーヒーに混ぜても美味いぞ。缶コーヒーなら猿田彦慣習のブラックのが良い。アイリッシュウイスキーではないから、アイリッシュコーヒーとは呼べないけどね。甘い顔したシャレた感じの転校生外人。
三銃士の中では角瓶だけ販売系列がサントリー。他の2つがアサヒ。大体ジャックダニエルを取り扱ってる所では、ジャックダニエルが高めの値段で、ブラックニッカが安めの値段で売られてる感じが多いね。角瓶を取り扱ってる所はウイスキーの種類が少ない分、割り材の方で数を増やしてる感じ。地元でよく見るのはたんかんハイボールとか、桜島小みかんハイボールとかね。
居酒屋前に出てる看板でハイボールはどっちのパターンかおおよそ分かる。出てるビールの広告がスーパードライならアサヒ系列の卸だから、角よりニッカの可能性高い。プレモルならサントリー系列の卸だから角の可能性の方が高い。
それぞれ飲みやすいし、売ってるところ多いし、値段も手ごろだから、家で晩酌にウイスキーを導入するスタートには向いてると思うよ。最近はコロナで外に飲みに出られないことも多いしね。
なんだかんだいっても度数高くて、アルコール感に慣れるまで時間はかかる。味付きの割り材から炭酸水、水割り、トゥワイスアップ、ロック、ストレートと段階を踏んだ方が良いかと。嗜好品はどれも慣れるまでが鬼門だから…人口増えづらくて悲しいね…
でも、慣れてしまえば味の違いとかが分かってきて、楽しくなるものでもあると思いますよ。
良かったら居酒屋行った時とか頭の片隅にこの話が残ってたら意識してみて下さいな。もちろん体質もあるから、無理のない範囲で。