【ライブレポ】TOMOO LIVE HOUSE TOUR 2024 "Puddles" 6/20@Zepp HANEDA
楽しくなる余地をたくさん残して、
生きていきたいね。
6月20日、シンガーソングライターのTOMOOのライブに参戦してきた。
私は、超越した歌詞と曲の才能に圧倒されつつ、生まれ年が同じな彼女に親近感を感じ、勇気をもらっている一人。
共に歳を重ねていこうと誓ったので、FCには躊躇することなく加入した。
まだまだ全然余韻に浸っているので、TOMOOちゃんへの愛と共にレポとして残しておく。
ライブ当日
曲については、ネタバレ避けのために最後にまとめようと思う。
会場の様子
当日は、早目に行こうと思いつつ、到着は17:00ごろになってしまった。
グッズも、初日だし大丈夫では?という慢心があったが、ホワイトのTシャツMサイズが売り切れてしまってLサイズを泣く泣く買う羽目に。
きっと彼女なら、袖を折ったらほら!かわいいよ!っていうだろうなと思って、Lにした。
心から消えないグッとくるライブ
コーラス隊が4人もいて豪華。
そもそもコーラスありの曲が多いんだな。
生コーラスだと、TOMOOちゃんの曲のメロディがフワッとさらに華やいで、心に煌めきを残した。
ライブが終わって数日経つが、その煌めきはまだ全然消えない。
ライブ中、彼女は
「歩きながら曲を考えていることが多い。ファンのみんなも歩きながら曲を聞いてくれているのかなと考えている」というようなことを言っていた。
私が歩きながらTOMOOちゃんの音楽を聴いている時、TOMOOちゃんもまた私たちに向けて新しい音楽を考えてくれてるんだ。
歩きながらTOMOOちゃんとのつながりを感じられることが嬉しいし、ウォーキングが捗りそうだ。
今回のライブでもYouTubeライブでしか聴けない、音源化されていない曲を沢山やってくれたが、どうにか早くレコーディングしてほしい。
そうじゃないと困るのよね。気軽に歩きながら聴けないから。。
「人は放っておくとビルドアップすることを求められるけど、私に共有できるのは超何気ない眼差しだよってことを伝えたい」と言ってくれたTOMOOちゃん。
数々のフェスを経験した彼女は
ここ半年で沢山の有名フェスを経験した彼女は、曲へのノリ方が垢抜けたなぁと感じる。
恥じらいとかぎこちなさが抜けて、
大分ミュージシャンのそれになってきていた。
かと思えば、間奏で飛び跳ねながら楽器を叩いて癒しの1面も。
彼女曰く、MCは昔から垢抜けないとのこと。
彼女の成長を見ながら生きていけることに喜びを感じつつも、
このMCは変わらずにいてほしい。
校庭のぬかるみがチョコレートみたいっていうのは、ちょっとわかる。
足をつけたくなる。汚れるのが嫌だからちょっとだけつけてた。
彼女の世界観で私たちに伝えようとしてくれる言葉の切れ端たち。
「何言ってるかわからない笑」と自分でも言ってたけど、その言葉の切れ端を集めて、曲にしていくんだろうな、なんて思った。
何気ない眼差しで人生の捉え方を広げてくれる
「人は放っておくとビルドアップすることを求められるけど、私に共有できるのは超何気ない眼差しだよってことを伝えたい」と言ってくれたTOMOOちゃん。
超何気ない眼差しの先に見えるのは、自分らしくあることの自由さ、今感じている息苦しさへの気づきと解放、日常の中の輝きだ。
だから彼女の曲には共感できる。聴くと楽になるし、等身大の自分を愛おしく思える。
TOMOOへの愛をぶっ放し
まるで小説のようなメロディ
彼女の作る音が凄い。
私は簡単なコードなら分かるが、彼女の曲は何のコードで弾かれてるのかわからない曲が多い。それくらい絶妙な音の重なりがあるコードを使うのだ。
曲のシチュエーションと情緒を音にするのが上手すぎる。
だから一気に引き込まれて、その曲の中に入り込んでしまう。
併せて、捨てのAメロがない。
個人的には、Aメロに作曲のセンスが出ると思っている。
Aメロから聴かせるメロディを作るメロディメーカーである。
そして、なんと言っても曲全体の構成力だ。
彼女の曲は基本ポジティブなので、鬱屈を抱えていたり暗い気持ちを持っていても、サビで前向きになる歌詞が多い。
曲調も、Aメロからサビへ気持が昇華されるような流れがある。
だから、Aメロから完璧に曲の流れが構築されているのだ。
この情緒の表現が上手すぎて、まるで小説を読んでいるかのよう。
今後のライブではI hope,とか聴きたいな!
暑苦しくなく、勇気をもらえる「自分らしさ」というポジティブ
上にも書いたとおり、彼女の曲は前向きな曲だが、暑苦しくなくしっくり来る。
弱い感情も含めてありのままの自分らしさを肯定してくれるから。
彼女にとっての前向きというのは、「自己の肯定」なのだ。
人間関係が複雑で、自己肯定感の低さが問題となり、承認欲求が肥大化する現代において、
私たちは「自己」に悩む羽目になる。
それの解決策として、TOMOOの曲があるんじゃないかなあ。
自分のことがあんまり好きじゃない時に自分に向き合うことは勇気がいるし、痛手を伴う。
だけど、彼女の曲を聴くと、必ず自分ことが好きになれるのだ。
Super Ballの歌詞がまさにそれを物語っている。
同い年の彼女が、この歌詞を堂々と強さをこめて歌う姿に、何度勇気づけられているだろうか。
地下鉄モグラロードについてもそうだ。
気分が沈み、「何となくみんなと歩いて帰りたくないなと思って一人地下鉄に乗った帰り道」を「地下の冒険」にしてしまう。
みんなと別の帰り道を選んでしまった自分に、居場所を与えてくれるような曲だ。
この明るいメロディを聴くと、安心感で布団に包まれたような気持ちになる。
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ここから下は曲別の感想のため、
セトリバレしたくない方は見ずにライブ楽しんでください!
セトリ
個人的に印象に残った曲たちの感想を書いていこうと思う。
(書き途中すみません)
夢はさめても
信じられないよね、同い年でこの歌詞を書いているなんて。
いつも号泣しながら聴かせていただいています。
雨でも花火に行こうよ
上でも語ったコーラスがめちゃくちゃよかった曲とはこのことです。
雨粒をつけながら
私もこの前ちょうど雨音を聴きながら
YouTube LIVEでこの曲聴いた。
カバンにはコーヒーの香り、私だけが知ってる私の楽しみ
私も知ってるわ、雨の日に聴くあなたの音楽、雨の日の楽しみになった。
「私とって大切な曲」といってこの曲が始まった。YouTubeライブでも自分にとって大事な曲だと言っていた。
「自分が雨に濡れているような気持ちだった時に書いた」
この曲の主人公は、最初はTOMOOちゃん自身だったということだ。
grapefruit moon
スタンドマイク登場。
いやこの曲でスタンドはあまりに色気がありすぎる。ムーディな世界に急激に引き込まれた。
泳げない
深く沈み込む
CDでは出せない沈み込みが
心にずっしりきた。
Present
モアハッピーでいきましょう!の掛け声で始まった、ライブ終盤の畳がけ。
みんなで手拍子からの、裏拍始まり!
ファンクラブライブでもやってて、かっこええー!と痺れたこのくだりをやれたのが嬉しい!
POP’N ROLL MUSIC
アンコールのラストがこれって、めちゃくちゃアガる!!
イントロ聴こえた瞬間、完璧な締めになることが確定した。
間奏での、「ぽっぽぽっぽっぽぽっぷんろーる!」の掛け合い!
ライブの前にみんなでやるって言ってたのを私たちもできるなんて!!
「みんな、私たちと一緒だねっ☆」と言ってたTomooちゃん可愛かったな!
いやーースタンディングマジでしんどいな。
3時間くらい立ちっぱで「腰が壊れるぞ!」と危機を感じライブ中も腰を伸ばし伸ばしする自分を客観的に見て、「いや中年仕草している!」と思ってしまった。
スニーカーできてよかった。
普通に酸欠なのかわからんが帰り道の体調はちょっとしんどい。
TOMOOちゃんも毎日お風呂に浸かるっていってるし、私も浸かって眠ろうかな。
足腰温めて、明日からの英気を養おう…!