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写真のこと

フィルムカメラを買った時の文章を
ここに残しておきたい。
まとめ直してはいるけど
ノートに書いてあったその時の気持ちです。⠀



2018.7.15

フィルムカメラを買いました。
光が白っぽく綺麗に写るところがすきで選んだコンパクトカメラ。とってもお気に入り。

フィルムの写りはもちろんすき。
でもそれだけの理由で始めたくなくて
フィルムで撮る理由を探していた、出会えることを待っていた。
自分が納得できる理由がないと、わたしは選びたくない、選べない、いろんなこと。


わたしは服と同じように写真がすきです。
服が背中を押してくれたり背筋を伸ばしてくれるように
写真にもたくさん支えられてきた

ともだちを撮るのがすきなのは、
一緒にいれた証になるからだと思う。

一緒にいてたのしいと思ってくれるのか、
すきと思ってくれているのか、
そんな図々しいこと聞けないし
きらわれなくないし
でも、
本当はいつも不安に思っています。

だから、写真を撮れる距離にいれることがうれしい。
大事な日に隣にいれること すごくうれしい。
何でもない日に笑い合えることもうれしいうれしい。

わたしはわたしのために写真を撮っているつもりは20歳くらいまでずっとなかった。
だけど、自分のためなのかもしれないと気づきはじめた。

わたしが撮った写真が
相手に誰かに 大切にされる
なんてことがあったら奇跡みたいにうれしい。

そう思いながら撮っていたつもりだったけれど、
いつのまにか自分にとって
大切で、かけがえなくて、必要で




デジタルカメラで撮っていると、
わからなくなる。
わたしは本当は何を撮りたいの?
この写真は何で撮ったの?
理由が不透明なものを愛せない
愛せないって切ないです。

それとお別れしたかった。
わたしはフィルムの力を借りて
わたしはわたしの「撮りたい」に反応して写真を撮っていきたい。

載せたら終わりの時代はもう終わってきているかもしれないけれど
大量に撮って大量に消して
大量に撮られて大量に消されて

そうじゃなくて、
そうじゃない写真がすきだから、

わたしはフィルムカメラで写真を撮ります。
写真がだいすきです。




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1枚1枚を大切に想うことって
その瞬間瞬間を大切に想うことと
ほぼ等しいんだって

気づけたことがとてもうれしいんだ

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