【令和に蘇る】獰猛鬼修羅構築思想【希望の双子】
◆はじめに◆
はじめましての人ははじめまして。
以前の記事を読んでくださった方はお久しぶりです。
各務あおい(NT_Aoi_Tsuki)と申します。
7/1より20枚もの殿堂解除が発表されましたね。皆さんは解除されたカードで新しいデッキを考えて遊んでいますか?
巷ではアクアンがワンチャンありそうだとか、ミラクルフィーバーが環境で使われただとか、ミラミスで捲りてぇだとか、色々言われています。
そんな中で今回私が使うのが、《獰猛なる大地》になります。EX02の採録版がオウ禍武斗のフルフレームでカッコよくて好きです。
《獰猛なる大地》
自分と相手のマナからクリーチャーを1体ずつ出して1体ずつ戻すというド派手な効果のカードです。
エピソード期に活躍していた【獰猛ブラスター】というデッキの主軸カードだったのですが、ミラミスのプレ伝、ホーガンと獰猛の殿堂により構築不可能となったデッキでしたが、今回目出度く獰猛が解除となったため、デッキにすることができるようになりました。
基本的なフィニッシュルートは単純明快です。
獰猛で《希望の絆 鬼修羅》を出し入れして、鬼丸「覇」を出す!
これに尽きます。
《希望の絆 鬼修羅》
ガチンコジャッジに勝つと、コスト10以上かVicをデッキからサーチor手札から出すんですが、なんとこのカード離れた時にもその効果を使えるんですね。
獰猛で出し入れすると2回効果を起動できるので鬼丸「覇」をサーチしてそのまま出すことが出来るというわけです。
◆当時のデッキレシピ◆
当時のレシピなんて知らんわ、と思ったんですが記録をつけてる人はいるもので、ググったら割と出てきたので張っておきます。
丁寧さんのあの頃のデュエマという記事からお借りしました。
なんつーかこう、やべぇレシピだ。当時の構築感覚なんて無くして久しいので4T目のドン吸いスタートを許容しているように見えるブースト4投もやばく見えるし、ホーガン4「覇」4というバカ(褒めてる)さ加減も違う意味でやばく見える。
◆今回のデッキレシピ◆
というわけで今回作ったリストがこちらになります。
時は令和。ガチンコ・ルーレットは平成の時代には優秀な初動だったのかもしれませんが令和にはみんな大好き最強の初動があります。
デドダムです。
そして出しても良し、初動でも良しの捲りデッキご用達の神秘の宝剣。3ブーストから繋がる4T目の動きも驚異のブースト量な獅子王と、嘘デッキをデッキにするカード、オリジナルフィナーレ。
獰猛なる大地が殿堂空間に居た間にデュエマの初動というのは様変わりしていたのです。
そして踏み倒し先。これも大きく変えています。「覇」は確定として、コスト10以上で他に強いカードはなにか。
そう。ディスペクターです。
コストがバカ高くて出せないので環境ではあまり見かけませんが、コスト10以上のディスペクターは、出ればやたら強い奴らばかりです。
こちらがうまく動けて、相手より先に獰猛を打てたなら、ヴィルを出してもよし。
盤面が邪魔だけど「覇」も出せればリーサル出来そう。そんな時にはロマノグリラ。
盤面止めれば勝てるときはバラデスメタルも実は出ればめちゃくちゃ働きます。
◆採用カード解説◆
《天災 デドダム》×4
説明不要最強初動。
基本的にはデドダムをハンドに抱えていなくても3T目にデドダムを出せるようにマナ置きしていきます。
手札は獰猛と次のターンに打つ獅子王orオリフィナとなるように。マナ置きは次に打つのがオリフィナなら気にしなくていいですが、獅子王なら多色を優先しておきます。
墓地は高コストクリーチャーが置けると、ひみつのフィナーレのバリューが高くなりますが、手札に抱えておく優先度のほうが高いので手札マナを整えるほうを優先していいです。
《獅子王の遺跡》×4
4T目に打つカードの片割れです。
手札も整えたいし、こちらはマナ要求が厳しいため基本的にオリフィナを優先して打ちますが、オリフィナはデドダム用のマナ基盤として1,2T目にマナに置くことも多いので、3枚しか多色置けてないときにお祈り獅子王することもそこそこあります。
祈りましょう
《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》×4
獅子王と共に4T目のブーストカード。
基本的には8マナに届けばいいので手札を整えられるこちらを優先します。
除去効果もタイミング的に栄光やデドダム、メタクリなどが出ている頃なのでその辺りが大抵範囲に入る7000はありがたいところ。
アタックチャンスでヴィルジャベリンから打てますが、打ったことがないです。一応頭には入れておきましょう。
《流星のガイアッシュ・カイザー》×4
フィニッシャーがコスト10だって言ってるんだから入れない理由がないです。高くなるけど許してくださいお願いします。
獰猛引けてなくても、鬼修羅マナ置き出来てなくても、こいつが出てる状態でターン帰ってくれば何とかなります。コスト10は可能な限り手札に1枚以上抱えましょう。
《霊宝 ヒャクメ-4》×2
令和のトリガーの実力を垣間見せるすごいやつ。
ディスペクターこんだけ居るんだから、トリガー枠その1はこいつです。デドダムの色2色出るしね。枠が無いので2枚。増やしてもいいと思います。
《ひみつのフィナーレ》×4
リストの中で燦然と輝く謎のカード。
トリガー枠でね、デドダムの色が青含む2色以上出るやつが欲しかったんですね。
相手の山上を墓地に送って、その種類によって
・呪文を自分が使う
・相手のクリーチャー破壊
・自分の墓地からクリーチャーを出す
のいずれかを行います。
クリーチャー破壊かディスペクターを出すか出来れば1点止まるのでほぼ有効トリガーだと思って入れています。
テック団で良い可能性はいつまでも残る。
《希望の絆 鬼修羅》×2
フィニッシャーの片割れです。
基本的に獰猛でマナから出し入れするだけのカードなので2枚で十分です。両方盾落ちしていたら、素直に他のプランに切り替えましょう。鬼修羅を出すのが目的ではなく「覇」を確実に出すのが目的なのだ。
3,4T目の単色要因として置いたり、5T目に獰猛打つ直前に置いたり、宝剣で置いたり。
臨機応変にマナ置きしましょう。
盾の強いデッキに「覇」だけ立てても仕様もない場合もあるので、手札にディスペクターを抱えておいてそちらを2体出すこともあります。
相手を見て選びましょう。
《獰猛なる大地》×4
フィニッシャーの片割れ。
基本鬼修羅を出しますが、ディスペクターを優先することもあります。EXライフが割り込むため場に残るんですね。ナウオアザーディで見たやつ。
ロマノグリラで盤面をしばくと、Cipでマナが増えてるのでだいたいみんな出ます。状況に応じて強いやつを出しましょう。
当たり前ですが、相手もcipを使えるため、可能な限りこちらのターン中に起動しても無意味なcipを持つクリーチャーか、cipの無いクリーチャーを選びましょう。
《勝利宣言 鬼丸「覇」》×1
出れば大体勝ちです。6割くらいは勝ち。
除去耐性は何もないので次のターンの動きが無い状態でこいつだけ出すのは得策ではないです。1トリで返される可能性も余裕であります。
この記事を書いている数時間前のフェスでもガチンコジャッジでデドダム捲って負けとかやらかしてるので、こいつが出るにしても可能な限りは盤面取っておくに越したことは無いです。
まぁ余裕がない場合も往々にしてあるので、負け筋を無くすよりも勝ち筋を残すほうが大事なのは間違いないですが。
大事な場面では、祈りましょう
《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》×4
初動その2。
基本的にはガチンコジャッジに貢献する5枚目以降の初動という立ち位置です。
デドダムより優先して打つ可能性がある場面としては、鬼修羅を持っていなくて、次のターンの動きが獅子王でなくオリジナルフィナーレの場合です。
更に獰猛を手札に抱えておける状況であればこちらを優先します。
上面も弱くは無いので出す場面はありますが、基本ロマノグリラ優先です。ロマノグリラから連鎖して盤面全部しばきながら並べることはあります。
《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》×2
ディスペクターその1。
ここから下が全部2枚以下ですが、マナから容易に出せるのでこの枚数で意外に困りません。こいつも割と気軽にマナにおいて色基盤にして良し。
入れているディスペクターの中では一番軽いのでガイアッシュが踏み倒しで出る場面で手札に握っておけると、強力なことが多いです。
踏み倒して出すのは、盤面で相手に勝っていて、次のターンの動きが出来る手札が無いときです。
リソース差を付けて次ターンに勝ちましょう。
《偽りの王 モーツァルト》×1
最近タマシードとかフィールドも破壊できるようになったもつ。
殴れるクリーチャーは大体ロマノグリラとAce-Yamataがやってくれるので、選べなかったり、殴れなかったり、クリーチャーじゃなかったりするやつが邪魔な時に出しましょう。
攻撃出来なくする効果もワンチャンありますが、今の革命チェンジ元は大体カツキングなので、cipで除去されるので気休め程度に考えましょう。
《零獄接続王 ロマノグリラ0世》×2
ディスペクターその2。
使ってみたら思っていたより3倍くらい強かったやつ。
「覇」をマナ墓地から拾ってこれるのが偉すぎてびっくりしました。
こちらの動きが遅いため、獰猛を打つ頃には相手のクリーチャーが居がちです。相手のリソースが少ないならヴィルジャベリンでリソース差を付けるのが強いですが、相手に次のターン回したら負けそうなときはこいつから「覇」を出してお祈りガチンコジャッジするのが有効だと思います。
《神龍連結 バラデスメタル》×2
ディスペクターその3。
コストが重くガイアッシュorササゲール4でも9マナというのは素出しがほぼ無理で、出たら強いけど出ないクリーチャーの典型です。このデッキでは出ます。
出したらほぼEXターンです。
殴ってくるデッキにはこいつを一回立てましょう。
◆まとめ◆
ということで、
・3-5-8基盤を基本に
・ガイアッシュを添えて
・踏み倒し先をディスペクターにした
タイプの【獰猛鬼修羅】のデッキ紹介でした。
大本が鬼修羅と獰猛なる大地だけなので、ブーストルートはもっと良いものがあるかもしれませんし、踏み倒し先は環境によって変えなければいけません。
是非皆さんでも色々な構築を試してみてください。これを読んで組んでみたよ! という人はTwitterとかで教えてくれると嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました。
それではまた!
※気が向いたら採用候補カードとか、対面のデッキタイプによる有利不利とか書こうと思います。対面論は試行回数稼ぐのが面倒なのでしないかもしれない。