ガリィングマールデッキ考察【オリジナル】
◆はじめに◆
はじめましての人ははじめまして。
グレグレドラピの記事を読んでくださった方はお久しぶりです。
各務あおい(NT_Aoi_Tsuki)と申します。
昨日6/26デュエマの最新弾「禁時王の凶来」が発売されました。
皆さんは新しいデッキを組んでいるでしょうか。
今回紹介するのはその最新弾でRで収録された《飢動混成 ガリィングマール》を主軸にしたコンボデッキです。
※6/30更新
《飢動混成 ガリィングマール》
見ての通り呪文を唱えることで何度でもアンタップする最強の効果を持っています。
ですが通常呪文を唱えられるのはメインフェイズだけ。
アタックに入ればもう唱えられません。
そこで今弾デザイナーズコンボとして収録されたのが下記4枚のアタックチャンス呪文です。
《禁時王秘伝エンドオブランド》
《電融秘伝グリードソレノイド》
《縫合秘伝マリススティッチ》
《混成秘伝デュアルスタック》
この4枚をアタックチャンスで撃っていくことで、複数回アタックしワンショットキルを狙います。
とても安く組みやすいデッキとなっているのでぜひ見ていってください。
※一部テキストの勘違いがあったため6/27 10:30時点で修正しています。
◆デッキレシピ◆
※6/30 リスト更新。outキリモミ・スラッシュ2 T・T・T2 in 爆流剣術 神速の義2 混成秘伝デュアルスタック2
基本的にはアストラ、キューブで手札を整えながらチャージャーでの3-5からガリィングマール着地、次のターンのフィニッシュを狙います。
ビート対面にはミクセルで遅延することで、コントロールにはジャミングチャフ等で呪文トリガーを封じることで勝ちにいきます。
◆採用カード解説◆
○《爆流剣術 神速の技》×2
✕《キリモミ・スラッシュ》×2
※6/30更新 ガリィングマール1体SAになればいいのでほぼ完全上位互換です。
ガリィングマールにSAを付与しながら起こすカードです。
6マナまで貯めて、出したターン中にフィニッシュすることが出来ます。
基本的には3-5で投げて次のターンにフィニッシュのほうがガリィングマールのブロッカーとしての優秀さもあって強いかと思いますが、相手が殴ってこないデッキでエンドオブランドで十分封殺できるような場合等は、抱えておいてこのカードと一緒に投げるほうがいい盤面があります。
《ア・ストラ・センサー》×4
このデッキではガリィングマール以外の全てのカードをサーチできます。
1T目の動きとして最強なので抜く理由がありません。当然の4枚。
単色青マナが12枚しかありませんが、2T目にチャージャーを持っていない場合やガリィングマール着地の次ターンの動きとしても強いため1T目に撃てずとも腐る心配はありません。
《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》×4
言わずとしれた究極メタカード。
環境に蔓延る龍装チュリスの勝手を許しません。
ビート対面ではほぼ確実に1~2T稼いでくれます。
コントロール対面に対してもガリィングマール着地の次のターンにジャミングチャフを撃ってアンタップさせることで呪文を封じながらリーサルを狙えるので腐る場面がありません。もっとほしいけれど4枚。
《ロジック・Re:キューブ》×2
3枚目の初動としての採用です。
主に2T目にチャージャー呪文を握れていない場合に撃つことになります。
2T目に打つ場合はアストラより1枚見れる枚数の多いこちらを撃つことになるでしょう。Gストライクも地味ながら活躍することが期待できます。
《ネクスト・チャージャー》×4
3-5で動くためには必須のチャージャー呪文その1。
ガリィングマールを掘りに行くことができるための採用ですが、1枚でもガリィングマールを握っている、アタックチャンス呪文を多く握っている場合などは手札交換無しで撃つことも必要になります。
少しプレイングが難しくなりますがチャージャーの中では掘れる枚数が最大のため緑なしのこのレシピでは必須と考えます。
《ケンザン・チャージャー》×4
チャージャー呪文その2。最強。
ブレインチャージャーが4マナ1ドローに対してこのデッキのこのカードは3マナ1ドローです。手札が減らないブーストカードが弱いわけがありません。
《龍脈術 落城の計》×4
トリガー兼メタ除去カードです。
ジョー星相手はアタックチャンスが使えなくなるためガリィングマールのアンタップをこのカードで行わないとフィニッシュできません。
ジョー星相手にターンを返すわけには行かないため除去しながらフィニッシュに向かえる呪文でなくてはならず、色の合うこのカードの採用となりました。トリガーとしても優秀なため4枚の採用です。
《サイバー・ブレイン》×1
P殿堂解除されたばかりのやばかったカード。
主にガリィングマール着地後にアタックチャンス呪文を引きながらアンタップさせるのに使います。
トリガーがついていることで、ガリィングマールが相手ターンに起き、ブロッカーとして動けるのも地味ながら強い要素です。
《飢動混成 ガリィングマール》×4
ふぅん、おもしれぇコマンド。
発表された瞬間から全国1億のディスペクターファンが運用を考えていたであろう今回の目玉です。
フィニッシャーでもあるが、ブロッカーとしても有能なため一度着地してしまえばなかなかの強さを見せてくれると思われます。
EXライフのおかげでターンをまたぐ必要があるコンボにも関わらず成功率を上げてくれています。
《禁時王秘伝エンドオブランド》×2
閃までのサイズのブロッカーを退かしながら次弾を補給するアタックチャンス。
多色なのがネックなため枚数は抑えているが性能はピカ1。
コスト5以下の呪文を封じる効果を持っているため、間に合わなそうな場合はチャフ、ストップを撃てなかった場合でもこのカードで押し込む選択肢も。
《縫合秘伝マリススティッチ》×3
単色アタックチャンスの中で最強の呪文。
ブロッカートリガーは意味をなさず、閃のような大型ブロッカーも貫通できます。エンドオブランドと同じく次弾を補給しながらアンタップできるため、この1枚しかアタックチャンス呪文がない場合でもフィニッシュに向かえる可能性を秘めています。Gストライクがあるのも地味ながら偉い。
《電融秘伝グリードソレノイド》×1
これを撃つことで14500以下の盤面を取りに行くことができる他、Tブレイカーになるため必要アタックチャンス呪文の枚数を減らすことが出来ます。
他2枚に比べてフィニッシュ時の有効性が低いため1枚のみ採用。
《混成秘伝デュアルスタック》×2
6/30 採用カードに格上げ。
光のアタックチャンス呪文。
フリーズなのでシャッフなどをケア出来るが、それ以外はタップするよりもブロックされなくなる方が早いためパッとしません。
※と思っていましたがこれがないと並べてくるデッキやシャッフにワンチャンも生まれないので採用となりました。盤面取れない場合にこれを打ちながら殴ることでクロックを踏んでも打点が届かず耐える盤面もあります。
《S・S・S》×3
トリガー枠での採用。
ケンザンのハズレにならないよう呪文トリガーとし、色・効果が一番強いであろうカードとして採用しました。
自分の動きを強くするカードではないため、自由枠としてみていいかと思います。
◆採用検討カード(呪文軸)◆
《T・T・T》
6/30 採用候補落ち
ガリィングマール着地後に対面をタップして盤面を取る、もしくは2ドローとして使う呪文です。
シャッフ等を取るためには必要になるカードですが、割り切って自由枠として変更もあり得るかと思います。
※5宣言されているとシャッフとれないことと多色がダブつきまくるので外しました。
《ナゾの光・リリアング》
2T目の動きとしては強そうだったのですが、光の呪文を増やしてまで採用するかというとそうでも無さそうだったため抜けました。
悪くは無さそう。
《ミラクルストップ 》
ガリィングマールがエンジェル・コマンドのためG0で撃つことが出来ます。
と思っていたことがありましたが、エンジェル・コマンド・ドラゴンでないとG0で撃てません。特に強いこともないため採用するならファイナル・ストップですね……。
下記の文章は自戒のために残しておきます。
エンドオブランドやマリススティッチで無理やり引いてきた後などでも打てることからファイナル・ストップではなくこちらの採用となっています。色拘束は厳しいものの、TTTの下能力でSA付与して出したガリィングマールをこの呪文で起こして殴り始めることも出来ます。
《ファイナル・ストップ 》
こちらはそこそこ有り。
ジャミングチャフより1マナ軽いですが、ガリィングマールが着地している時点で5マナはあるのでそこが生きる状況が少ないのが難点。
5枚目以降のジャミングチャフとして。
《堕呪 ゴンパドゥ》
※6/30追記
ガリィングマールをサーチできるだけでも強いので採用候補としてはあり。現在の構築ではガリィングマール以外をサーチする分にはいらないことと、色バランスの問題で入れていない。
特にメタクリやマグナスを採用する場合はバリューが上がるので優先するべき。
《赤攻銀 サハラン/レッド・マジック》
墓地回収が上についたキリモミ・ヤマアラシ。噛み合いはいいですが多色なのが最大の難点。上にブロッカーがついているティアビタンGなどもいますが同様です。
どちらかというと単色のキリモミスラッシュ優先かなと思います。
《異端流し オニカマス》
《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》
メタクリーチャー枠。
基本的には呪文側も強いミクセル優先と思いますが、他の枠との色バランスなどによって変更もありえると思います。
この2枚は2ブロでも使用出来るのが○。
《奇石 トランキー/アイ・オブ・ザ・タイガー》
1マナ分早出しするカードであり、色要求を軽くする代わりに手札要求を厳しくするカードです。
決まれば強そうではあるのですが、アタックチャンス呪文やミラクルストップなど抱えておきたいカードが多いこの構築で手札要求を厳しくするのは流石に無理があると考えて採用を見送りました。
◆採用検討カード(ディスタス軸)◆
チャージャーを採用し呪文で回すデッキタイプの他にディスタスで軽減しながらハンド確保するタイプも考えていましたが、どうしても多色が減らすことが出来ず、現状の呪文軸になりました。
単色のディスタスが増えたり、上手くマナカーブをつなげるアイデアがあれば形になると思うので一通り書いておきます。
《勇騎バクアイラ-1》
ルーティングしながらササゲールを持っているのはとても強いです。
単色なのも偉いです。問題は枠だけ。
《海郷 エマジェン-1》
こちらもルーター兼ササゲール。こちらはcipではなくpigでの効果なため、ガリィングマールを探すのには使えないのがアイラに比べて若干弱いところ。
ただし、掘れる枚数はこちらが多いためアタックチャンス呪文を複数必要とするガリィングマールとは相性がいいです。
《電勇 マグナス-2》
破壊時に4マナ以下のカードを除去できるササゲール2です。
ガリィングマールの着地時にジョー星やシャッフを破壊できます。
ガリィングマールだけでなく下記のバルガ・アリタを3-6で出すことが出来ます。
《紅風混成 バルガ・アリタ》
cipとアタック時にトップのカードを使用できます。
ほぼ全てをコスト5以下のカードで構築出来るため、軽減を共有して同タイミングで出せるクリーチャーでありながら横展開をすることが出来るカードとなっています。
《ザ・ストロング・テレポ》
バルガ・アリタを採用する場合にバルガから捲れてもトリガーで捲れても強いカードとして採用を検討できます。
◆各対面及び構築上意識すること◆(6/30追記)
まずシャッフがきついので採用されているデッキにはガン不利です。5宣言されるとそもそもアタックできない上に新しく出してSA付与してもアタックチャンスが半分以上使えません。
この一点のみでマグナスの採用を考えてもいいかもしれません。
○ドギラゴン閃
ミクセルを出せばとりあえず4T目までは確定で生き残れるのできちんとガリィングマールを最速で引けていれば勝てます。ただし赤青対面ではシャッフが採用されている可能性がある上にクロックはケアできないので相手に常にワンチャンあります。
ですが、こちらにもトリガー、Gストライクは多く相手が殴り始めてから2Tほど貰える場合もあるのでシャッフ採用型で微不利。不採用の赤青、赤白には5分程度戦えるものと思います。
○5c
4T目にガリ着地or5T目にガリ+神速の技や4T目チャフで遅延し5T目ガリなどの動きができれば十分戦えます。ハンデスはかなりきついですが、型が多様化しナウオアネバー型が減っているのもあり、4T目3ハンデスされる場合が少なければかなり戦えます。そのため環境に左右はされますが、微不利程度で戦えるものと思われます。
○4c綺羅star
シャッフを多用できるデッキタイプな上に横並びを作って来るためガリィングマールがEXライフで耐えられない場合も多くかなり厳しい対面です。
ガリィングマールがタップインするため綺羅starのアタック先になってしまう他、Disカルセドニーに1回処理されてしまうことなどから先出ししておくのは難しく、1T溜めてSA付与+マリススティッチでいくのが解決となります。
不利対面。
○墓地退化
ガリィングマールを2回処理できるカードがほぼない上に速度が同速なので、退化前に呪文を止めつつ殴ってしまえば勝てる対面です。
ただし、クリーチャートリガーはケア出来ないためクロック使い回しによって小型に殴りきられることが有り得るため、時には盤面を処理していくことも必要になります。
微有利。
◆まとめ◆
というわけで【ガリィングマール】のデッキレシピ紹介でした。
現在はまだ脳内デッキのため実際に閃や5cと対面すると想定不足の点があり太刀打ちできなかったりするかもしれませんが、調整次第で十分戦えるポテンシャルを持っていると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
面白いカードだと思いますので皆さんも参考にデッキを組んでみてください。
実際に回して調整したら更新していこうと思いますので、また読んでいただけると幸いです。
それでは!