春風

遠く香るのは 生ぬるい春の風
君の住んでいたあの部屋は この春
引き払ってしまったらしい

知らず知らずに 傷付けていたのは僕だったね
そんな事 気づきもせずに僕は
君とのさよならを ただただ嘆いていた

出会いがあれば 別れもあるだなんていう この季節が嫌いだった
いつも思い出すのは哀しい別ればかりだから

遠く香るのは 生ぬるい春の風
君との生ぬるい日々は
この風に飛ばされてしまいそうだ

あなたとは さよならしたんだけどさ
僕はずっと 見ていたよ
君の知らない所から

遠く香るのは 生ぬるい春の風
君との生ぬるい思い出は
この風に飛ばされてしまえばいい
君の住んでいた部屋は
この春 引き払ってしまったらしい


◎解説
あの娘とさよならしてから、そろそろ一年が経とうとしている。
出会ったきっかけは、二人だけの秘密。
周りに説明するための嘘を一緒に考えたっけ。

そして僕らは、ただの他人に戻ってしまった。
いや、ただの他人以下なのかもしれない。もう会える日も来ないかもしれない。
あなたは、どこかで普通の暮らしを送っている。
僕も、普通の暮らしを送っている。
そんな歌です。
JELLYFiSHFLOWER'Sの、本当のこと みたいなイメージで作りました。

#音楽 #詞 #歌詞