This is 嵐 LIVEから一夜明けて、今、思うことを綴ってみた

嵐が活動休止を迎えてから一夜明けた。

This is 嵐 LIVEを見る前はどんな気持ちで迎えたらいいのかわからないと思い、Voyageに見る嵐の気持ちもよくわからず、本人たちの「今は嵐の五角形がぎゅっと集まってもはや辺はなくなって点になっている状態」「誰かが前に行ったり後ろに行くこともあったけど今は横並び」といった言葉を耳にしながらも、私に届く5人の言葉はバラバラでそれらの言葉に説得力を感じることができなかった。嵐の気持ちがひとつになってこちらに向かってこない状態は初めてだった。

それぞれが違う想いを抱え、個人としての想いと嵐としての想い、どれを胸に大切にしまっておき、どれをカメラの前で語るのか、異なる選択をしていたからだと思う。


This is 嵐 LIVE 2020.12.31を見た。


そんな考えが吹っ飛ぶぐらい、嵐が私たちに届けたいメッセージはひとつだった。最後まで、嵐はファンのことを一番に考えていた。

「ぬくもりのあるものにしたい」

潤くんの語るそのぬくもりが手から零れ落ちてしまいそうなほどに、まっすぐに届いて、包み込んだ。

ずっとライブではやってこなかった台風ジェネレーション。

「じゃあ、行ってくる。あ、サヨナラじゃないよね。また会えるから。」

この一言に全てが詰まっていた。

「旅は続いて この道は続いて」(風の向こうへ)

「何色の明日を描きますか?」(明日の記憶)

ずっとセトリ落ちしていたのに、あえて今回のライブで歌われたこの曲たちが嵐が伝えたいメッセージを教えてくれた。そして、嵐からのラブソングとして歌われた曲の数々。

「ありがとうの想いを伝えたいよそっと君のもとへ 遠く離れてしまっても思い出に満ちた未来へ」(マイガール)

「明日を迎えに行こう」(Happiness)

「迷宮に迷い込んでも 僕がきっとその手を強く引くよ」(迷宮ラブソング)

嵐の曲ってこんなに「未来」縛りだったっけ?と思うぐらい、彼らが届けてくれた曲は過去を振り返らず、思い出を大切にしながら、明日も私たちが前を向いて歩けるように願いを込めた、未来への架け橋のような曲だった。

嵐はライブ前からずっと、終わりへのカウントダウンにならないように楽しませ続けてくれた。準備だ!TVでこちらをてんてこまいにすることで、寂しいという気持ちから目を逸らさせてくれた。

それは最後も変わらず。

「別れ」や「悲しみ」やそういった気持ちを微塵も見せず、ただ前を向いて。

感謝カンゲキ雨嵐のサプライズメッセージでは、「嵐ありがとう!」「大好き!」「またね!」というファンからの愛の言葉が並んでいた。「行かないで」「さよなら」そんなマイナスな言葉を多くのあたたかい言葉が上回っていた。

嵐と嵐ファンらしい最後。

もっと5人での別れを惜しんでもいいのに、挨拶で出てくるのはファンや周りのスタッフや関係者、先輩後輩、ジャニーさんへの感謝の気持ちで。そうやって周りのことばかりを考える嵐だから、私は大好きで、11年間も好きでい続けることができた。

2008年7月4日。魔王初回放送日。

謀らずも私の10歳の誕生日の夜

大野智に出会った私は、

2009年初めて5×10のグッズを買い、

2010年Timeの虹の映像を見て二宮担となり、

2020年12月31日を変わらず嵐ファンのまま迎えた。

途中、気持ちがもたないこともあったけれど、嵐はずっと変わらずそこにいてくれた。

レギュラー番組の放送、年に1回のアルバム発売、伴う5大ドームツアー、ワクワク学校やアラフェスなどのイベント。それはいつしか当たり前の日常となってしまっていたけれど、ここまで嵐が走り続けてくれたから、私は嵐のファンを辞めずにずっと幸せでいることができた。

翔くん、「嵐のファンって忙しいね〜!」と笑ってましたね。私たちが忙しいその番組の何倍もの時間をかけて打ち合わせや収録をしているあなたのほうが忙しいですよ?笑

潤くん、「寝れてますか?」というファンの質問に「来年寝ます!」と答えてましたね。誰か潤くんに睡眠はそういうシステムじゃないと教えてあげてください。笑 会場の搬入口や衣装の裏地まで気にしている潤くんは、二宮くんが言うように「へー松潤が演出やってるんだ。」のひとことじゃ到底済まされないくらい、大変なことだったと思います。

眠いとか帰りたいとか言いながら責任感のかたまりで嵐が映える振付を考えてくれる智くん、自分が今まで放ってきた言葉は全部嵐のための言葉だったとそっと想いを胸にしまう二宮くん、「笑ってればいいことあるよね!」と言いながら心をぺたぺたに覆い隠してしまっても笑い続けてくれた相葉くん。

いつも飽きさせずに、次々とファンを楽しませることを考えてくれてありがとう。

それが、21年間。 

嵐からぬくもりをもらった私たちは、きっとこれからも嵐を生き続けさせることができるのだと思います。

少し寂しいな、なんて思いながら、

目を閉じて、嵐の音楽を聞けば、

5人の笑顔を思い出す。

嵐のみんなは、目を閉じて思い出すのはペンライトの景色やオープニングの登場時、なんてことを話してましたが、嵐5人のコンサートでの笑顔を思い出せるのは、私たちファンの特権ですね。嵐は、嵐のコンサート生で見たことないでしょ?笑 すごくいい顔してるよ?笑

以前、以下の記事で私はこのようなことを言いました。

嵐は伝説のグループです。

でも、伝説では終わらせない。

絶対にまた続きを作る日が来るから。


今なら、こう思います。

嵐は伝説のグループです。

でも、伝説では終わらせない。

もしまた嵐が嵐として5人で集まる日が来なかったとしても、

嵐からもらった沢山のものが、私の中でこれからもずっと生きて進み続けるから。


嵐のみなさん。21年間、たくさんの幸せをありがとう。これからは自分の幸せをたくさん見つけていってください。

休憩せずにひたすら走り続けてきて、それがどれほど大変なことか想像もつかないなかで、やっと訪れた束の間の休息。

休む気がない人もいるみたいだけど、笑

5人の未来が明るいことを願って。




2021.1.1 ひとりの嵐ファンより



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