感染のリスク

コロナ禍になって最も変化したことは、「これを・・・したら感染のリスクはありますか?」といった感染のリスクの有無について相談を受けることが増えました。


ここで使われている「感染のリスク」とは、感染の可能性と言い換えるとわかりやすいです。


要は、「感染の可能性はありますか?」という相談を受けているということになります。


感染の可能性・・・ 0%なら全く無いと言えますが、いろいろな要素(手指衛生や曝露状況など)が複雑に関係してくるため、正直なところ「わからない」といいたいところです。ただ、それでは仕事が立ち行かなくなるため、回答としては、「手指消毒をされていれば大丈夫だと思います。」や「なんともいえませんが、感染の可能性はゼロではないですね。」といったファジー(死語?)な感じになってしまいます。


相談される皆さんの反応も、「やっぱりそうですよね」といった、最初から明確な答えは求めていなかったくらい、あっさりしたものが多いです。(まあ、食い下がられても困りますが・・・)


感染対策において、あまり具体的な数字で感染のリスクを伝えることができていなかったのですが、コロナ禍になって、世界中の研究者がこれでもかというくらいコロナに関することを論文等で発表されています。また、それらの情報を世界中で共有するため、学会員でなくてもジャーナルのCOVID-19関連は無料で読めてしまいます。もれなく英語必須となりますが・・・

「感染のリスク」もDeep LearningやAIが進めば、これまでのデータに基づいて感染のリスク(この場合は「可能性」)を算出してくれるようになるのではないかと思っています。


まあ、感染のリスクがわかっても、手指衛生を実施しないと防げないんですが・・・ 四の五の言わずにとりあえず手を洗いましょう!


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