初めての 診療報酬改定レポート40
12月17日中央社会保険医療協議会 総会 (第506回)外来(その4)傍聴時の忘備録
【かかりつけ医機能に係る評価についての課題・論点】
○外来機能の明確化・連携や、かかりつけ医機能の強化等を推進し、安心・安全で質の高い外来医療の提供を実現するための、かかりつけ医機能を有する医療機関の評価の在り方について。
・2号側意見:機能強化加算とかかりつけ医機能の評価目的は合致 かかりつけ医は信頼がベース かかりつけ医機能は幅広く体制強化の必要あり評価を強化 かかりつけ医は医政局で議論予定、中医協で拙速に議論すべきでない
・1号側意見:体制強化は重要だが現役世代にどう周知するかが問題 かかりつけ機能の患者メリットを明確化 評価が複雑で患者に分かり難い 年齢で求める機能が違う 機能強化加算の要件の在り方検討 機能強化加算算定しても地域包括診療料/加算の算定なしが一定数存在
情報提供の現行要件は不十分→(2号側反論:周知説明は求めあるときが合理的 全員は物理的に不可能)
かかりつけ医の再構築の提案:患者同意が必要では 疾患を限定しない外来管理加算が基本→慢性疾患に罹患時に特定疾患療養管理料→複数の慢性疾患を罹患時は地域包括診療料/加算に移行する
○ 小児の休日・夜間の対応を踏まえ、小児かかりつけ診療料に係る評価について。
・2号側意見:常時対応が原則で負担軽減が必要 地域医療機関との連携など整理して対応
・1号側意見:初期救急に参画する医療機関を評価
〇私見:
「何でも相談できる身近で頼りになるお医者さん」のイメージと現行の診療報酬上の評価が乖離していて、何だか分かり難いかかりつけ医。普段よくいく近所のお医者さんはあるが、かかりつけ医として意識しているかと言われるとどうだろう。全体の85%がかかりつけ医を決めているというデータは少し違和感があるのだが・・。
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