初めての 診療報酬改定レポート43
12月22日中央社会保険医療協議会 総会(第507回)外来(その5:オンライン診療)、個別事項(その11:オンライン服薬指導 )について
【診療におけるICTの活用について】
(オンライン診療について)
○ オンライン診療の初診及び再診における取扱い及びその評価の在り方(対象患者、算定要件、施設基準等)について。
・2号側意見:対象患者は情報が限りあり重症度高くない患者 精神医療のオンライン診療報酬対応は難しい 原則は対面診療でありオンラインのみの診療所は有り得ない 原則は対面診療の補完 在宅は限定的に オンラインの阻害要因①マイナンバーの普及②業者側の対応③医療機関の維持費負担 営利企業に利する制度設計にしない
・1号側意見:指針の改定を踏まえ見直す 対面と同等か適切な評価をしていく 対面とのバランス必要 利便性よりも安全性 対面とオンラインの報酬金額差を縮める 3ヵ月要件/30分要件/10%要件を撤廃する オンライン診療トータルで患者負担を考える必要 電話特例は早急に中止 対面診療に誘導するオンライン 早期発見に活用 患者家族へのオンライン診療(サポート)もあり得るのでは
○ オンライン診療の指針を踏まえ、医師の所在について。
・2号側意見:プライバシーを守れる場所 例外は別途考慮
・1号側意見:指針を飛び越えない制限で可 基本的に医療機関内で行う
○ オンライン診療における医学管理等の取扱い及びその評価の在り方について。
・2号側意見:対面診療を考慮しながら整理
○ 在宅医療におけるオンライン在宅管理の取扱い及びその評価の在り方について。
・2号側意見:定期的訪問診療と組み合わせるべきで整理必要 患者周辺情報は訪問して得ること多い オンラインありきは危険
(オンライン資格確認について
○ オンライン資格確認について薬剤情報や特定健診等情報を踏まえ、どのように考えるか。
・2号側意見:情報の利点があり評価を行う 医療器材導入費用を基本診療料等の診療報酬として手当てする 服薬指導に活用するがタイムラグが生じる
・1号側意見:医療機関の導入進まない 電子処方箋と共に実装を早期に
【オンライン服薬指導について】
○ オンライン服薬指導の診療報酬上の取扱い及び評価の在り方(対象患者、算定要件、施設基準等)について。
・2号側意見:オンライン診療と平仄を合わせる ICT活用するが対面が原則 薬局導入を推進
・1号側意見:安全安心を前提で普及する
(電子処方箋について)
○ 電子処方箋については、令和5年から電子処方箋の運用を踏まえ、どのように考えるか。
・2号側意見:体制整備の推進必要 周知やセキュリティに注意
・1号側意見:電子処方箋と手帳の連動する仕組みが必要 確りした準備必要
(電子版お薬手帳について)
○ 電子版お薬手帳の導入状況等を踏まえ、今後の対応についてどのように考えるか。
・2号側意見:薬局完結以外の資料要望 薬局での導入を進める
・1号側意見:薬歴管理指導に活用する
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