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「この経験を活かして」2年 吉木理彩
日本体育大学に入学して、2年が経とうとしています。この2年間でたくさんの方と出会い、色々な経験をすることができました。その中でも、昨年韓国で行われたコリアカップ遠征について書こうと思います。
海外に行くことが初めてだったこともあり、不安な気持ちもありましたが、それ以上に楽しみな気持ちが大きかったです。実際に韓国へ行ってみると、文化や言語の違いを肌で感じる機会が多く、日本語が通じない場面ではコミュニケーションを取ることが大変でした。しかし、現地の人たちがとても親切に接してくれたことや、ソフトテニスをするための環境が整っていたことで、試合に集中することができました。
特に印象的だったのは、世界選手権で優勝した韓国の選手との試合です。試合の序盤は超アウェイの雰囲気に飲まれ、相手にリードされる苦しい展開が続きました。しかし、日体大の仲間たちが応援に駆けつけてくれたことで、チームの一体感が生まれ、徐々に流れを引き寄せることができました。最後には逆転して勝利を収めることができ、その瞬間の喜びは今でも忘れられません。応援の力は想像以上に大きく、応援の素晴らしさを改めて実感しました。
また、韓国選手のプレースタイルは日本選手とは異なり、独特な打ち方や戦術を持っていました。それを間近で体感し、自分のプレーに取り入れるべき新しい視点を多く学ぶことができました。この経験を通じて、異なるプレースタイルや考え方を柔軟に取り入れることの重要性を強く感じました。さらに、大会を通じて多くの海外選手と交流し、それぞれの国の文化や価値観に触れることができたのも大きな収穫でした。
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異文化に触れることで、競技者としての技術力だけでなく、人間としての成長も実感しました。視野を広げることの大切さや、さまざまな環境に適応する力の必要性を学んだこの経験は、私にとってかけがえのないものです。このような貴重な経験を得ることができたことに感謝し、これからも成長を続けていきたいと思います。
これからも日本体育大学ソフトテニス部の応援よろしくお願いいたします。最後まで読んで頂きありがとうございました。