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気付きや学びを与えてくれる場
私は、小学生の頃〜現在に至るまで、高いレベルで活躍することだけを目指してサッカーを続けてきた。 昔からめちゃくちゃに負けず嫌いで、プライドが高くて、中途半端なことが大嫌い。
そんな私が大学に入学してから2年目のある日。
『サッカーしたくねーわ』
これまでサッカーひと筋でやってきた自分からは想像のつかない感情が湧き上がってきた。
今まで感じたことのない身体の痺れ、グランドに足を踏み入れることのできないほどの恐怖心、私生活がまともに送ることができないもどかしさ。心身共に枯渇したその日から1年間、大好きなサッカーから離れることにした。
『なんでサッカーしてんだ?サッカーをやる意味は?誰のために何のために?サッカーをすることのメリットは?サッカーじゃない道を選んでいたら良かった?チームに必要とされてるのか?』
(今思えば、考えすぎだろ!とか、自意識過剰だろ!って思いますけどね🤣)
今でもたまに、あの時期がなければ上手くいっていたかもな〜と思うときがある。
しかし、その1年で気づいたことも沢山ある。
点を決めた時の喜び、チームメイトやスタッフと分かち合う勝利の瞬間、敗戦を惜しむ瞬間、活躍した時の両親の喜ぶ顔、応援してくれるサポーターや友人の顔、
全てが当たり前ではないことに気づいた。
サッカーをしているからこそ体感する出来事。サッカーをしているからこそ広がった縁。どれも『辞める』の一言で簡単に済まされるものではなかった。
この時間がなければ、この時間を見捨てずに待ってくれていたチーム関係者や家族、友人がいなければ、今の私はサッカーを続けていなかったかもしれない。
私がサッカーを続ける理由は自分を取り巻く素晴らしい環境の中にあった。
あの時サッカーから離れ、これでもかと葛藤を繰り広げ、見落としかけていたものに気づいた。これほどの収穫があった1年間は決して無駄ではないと思える。
そんなこんなであっという間に大学ラストイヤーを迎えた。2年目のブランクはあったものの、それを取り返すつもりで集大成を迎えようと思う。
泣いても笑っても最後。
カッコ悪くても、泥臭く全力で、自分らしさ全開でサッカーを楽しむ。これが一番!
今季の目標は、こんな自分を見捨てず快く『おかえり』と迎えてくれた方々に恩返しをすること。
見ていてください!!
まとまりのない長文になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
これからも日体大FIELDS横浜への熱い応援のほどよろしくお願いします🔥
(※今回記した体験談は誰にでも起こりうることらしいです。同じような境遇にいる人たちの参考になればいいなという思いも込め、テーマとして掲げました。)
●プロフィール
目原 莉奈 (めはら りな)
・4年
・経歴
大分トリニータレディース
→日ノ本学園高等学校
→日本体育大学
日体大FIELDS横浜