30代女性がフリーランスになるデメリット
10年ほど特に意識せず会社員をしてきましたが、訳あって個人事業主(フリーランス)になりました。もちろんメリットもありますが、個人的にはデメリットの方が大きく、再び会社員を選択しました。
働き方やキャリアで悩む方の参考になれば嬉しいです。
筆者(30代前半・女性・既婚・子1人)の場合
メリット
・時間が自由
・働き方も自由
自由な働き方を決められるのが、最大のメリットです。働く時間を決めるのも自分なので、働きたい時に働き、休みたい時に休めます。スケジュールも自分次第なので、旅行等での長期休暇が取りやすいです。また、基本的に働き方のルールはない(自分で決められる)ので、縛られることなく自由に働きたい人には適していると思います。
デメリット
・育児休業給付金が無い
・事務作業の増加(年金・保険・確定申告など...)
・保育園に入れない可能性
・収入が不安定
働きながらも妊娠の可能性を残したい人にとっては、育児休業給付金が無いことが肉体的・精神的に最大のデメリットだと感じています。
育児休業給付金がないため、働かなければ収入は0になります。ある調査によると、産後1ヶ月で復帰する人が約半数(44%)もいるとのこと。ただでさえ、会社員で数ヶ月〜1年の育休を取得しても、産後トラブルや育児の負担等から産後うつになる人もいるほどです。それなのに、産後一ヶ月で復帰とは交通事故(大ケガ)後ようやく傷口が塞がった程度のボロボロ状態で仕事を始めなければなりません。また産後安静にできなかったことで、その後何年も体調を崩す人も多いと思います。
事務作業の増加は得手不得手があると思いますが、個人的に仕事となればスケジュールを立ててやりますが、人に迷惑のかからない自分事となると後回しにしがちな性格なので、そのあたりで事あるごとに「(どきっ!)今月忘れてないよね!!?」というストレスがありました。
仕事の時間や内容を自由に決められる分、時間によっては保育園に入りにくかったり、カードやローンの審査で落ちる可能性もあったりと、きちんと働く意思があっても書面上は理解されない場面もありそうです。
おわりに
個人的なメリットとデメリットを書きましたが、30代女性の私が感じているところはこのような感じです。子供が大きくなったり、ライフステージが変わることによりメリット・デメリットもその時々で変化していきそうです。文の量からもわかると思いますが、個人的にデメリットを強く感じましたので、今は会社員として働いています。
働き方改革で、フリーランスの待遇も見直されていくことを願っています。