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量子スタートアップPhotonicがマイクロソフト他から1億ドル調達




バンクーバー、カナダ -量子コンピューティングとネットワーキングを手がけるスタートアップのPhotonicが、マイクロソフトをはじめとする複数の投資家から総額1億ドルの資金調達を実施しました。この資金調達により、Photonicの量子技術はさらなる飛躍を遂げることが期待されます。

このラウンドには、マイクロソフトのほか、ブリティッシュコロンビア投資管理公社、イギリス政府の国家安全保障戦略投資基金、Inovia Capital、Amadeus Capital Partnersなどが参加しました。Photonicは、この新たな資金を使って、そのスケーラブルで統合された量子コンピューティングとネットワーキングの能力をさらに強化し、Azureクラウドプラットフォームとの戦略的なコラボレーションを加速する予定です。

「私たちの画期的なアプローチと、優れた従業員たちに対する投資家の支持は、私たちの技術と進むべき方向を証明しています」と、PhotonicのCEOポール・テリーは述べています。「これらの知識豊かな投資家からのサポートは、私たちのチーム、技術、そして将来への方向性を強化するものです。」

Photonicのこれまでの資金調達総額は、2016年の創業以来、1億40百万ドルに達しています。このスタートアップは、量子コンピューティングの商業化と技術進化に向けた重要なステップを踏み出すことになります。

量子技術への投資は年々増加しており、Photonicのような企業が市場に新しい革新をもたらすことが期待されています。量子コンピューティングは、その計算能力において現代のコンピュータを大幅に上回る可能性を秘めており、多くの同時計算を行うことができます。この技術は、通信、センシング、暗号解読など、さまざまな分野でのブレイクスルーを促進することが予想されています。

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