
売れる美容師は何を考え、どう行動しているのか③
ってことは前回の①②の「時間」「顧客心理」だけではないのですよ。
もっともっとあるわけです。
「1日が指名客だけでいっぱいになる」
目指すのは変わらずここです。
地域性もありますが、単価は1万5000円を目指すべきだと思います。
売れたいのに「どうして売れないんだろう」と思う人。
今回もここにめがけての発信でございます。
今回は珍しく「技術」のお話を。
いやいや、技術は外国で英語話せる程度だと言ってたじゃないかと?
は?技術が大事に決まってるじゃん!
そう。やっぱり技術です。
私は技術を否定してるわけではく、技術を「点」だけで考えることを否定しているので、実質考え方のことを述べておるわけです。
私は美容室・美容師の未来の繁栄を願って、ブログを書いております。 美容室という箱がいくら良くても、中身の美容師が良い技...
↑と①でも触れましたが、カットの技法やプロセスはお客様にとってそこまで重要ではない。
お客様にとっては
①目で見て綺麗なスタイリング(仕上がり)、ツヤ
②触ってみてサラサラ、柔らかな質感
③普段は感じない品のある香り
④なんかわかんないけど感じが良い。
まずここで満足してくれるでしょう。
ここまでくれば「上手なスタイリストさんだった。」
となるわけです。
その先の「感動」まで持っていって、「固定化」する確率が高まるわけです。
あくまで「高まる」だけです。
「絶対」ではありません。
お客様が感動するのは、
一生懸命正確なカットをしているスタイリストの姿でも、
ウェット状態で完璧なカットを終えた状態でもなく、
最後のフィニッシング(仕上がり)で変身できた時です。
最後のフィニッシュ?なんかおかしいか。まあいいや。
ということは、
極論、カットにミリ単位の正確性がなくても、
スタイリングが上手ならば、「カットが上手な美容師」と思うわけです。
ということは、
極論、カットにミリ単位、ミクロ単位での正確性があったとしても
スタイリングが下手だと、「カットが下手な美容師」と思うわけです。
そう、
「あの美容師さん、カットはうまいけどスタイリングが下手なのよねー」
という感想になるお客様は、ほぼいないのです。
心地よさをどれだけ与えられるかが「カットの上手さ」になることの方が多いのです。
ということは、
スタイリング力をつけることが重要ということです。
そしてもっと掘り下げていくと、前髪や顔周りのデザイン、
そしてもっと掘り下げていくと、いかに「小顔」に見せるデザイン力があるか。
はい、もうわかりましたね。
スタイリングの際、「小顔」に見せることは女性にとっては最重要課題なのです。
小顔になりたくない女性なんていないわけです。
カウンセリングからフィニッシングまで、「今よりも小顔」がテーマになるわけです。
分け目をどう見せるか、前髪にどんなボリュームや立ち上がりを与えるか、フェイスラインをどう見せるか、トップのボリュームをどう作るか。
そしてここからがさらに大事。
前髪、顔周りを切るとき、スタイリングするときこそ「優しく、丁寧に」
ドライもブローもとにかく「優しく」
ウィッグのブローみたいにぐいぐいテンションかけて引っ張らない。
「俺、ここはこだわりたいんで」感を発揮するのはまさにここ!
※ちなみに私は「優しさ」を出すときは小指を立ててブローします。レッツトライ。
最近のインスタはお客様の都合により横のフォルム、やや斜め後ろからの写真だらけ。はい、上手ですよ。綺麗だと思いますよ。こだわりも感じますよ。
でも写真用にそこばっかり時間かけてないですか?
そこばっかり綺麗にみせようとしてませんか?
もちろんそこも大事ですが、サロンワークでは是非、前から見たお顔の方をより意識していただきたい。
そして前から見たときの「小顔スタイリングのコツ」を伝えることができればモアベター。
まとめ
①「時間」で確率を上げる
②「顧客心理」で確率を上げる
そして
③「スタイリングスキル」で確率を上げる。
さて、次は何で確率を上げていきましょうかね?
もうお腹いっぱいですかね?
しつこいようですが、
1対1の接客業に、一発逆転なんてないのです。