全集中の呼吸

こんばんは たいしょう です。

まだ入って間もないので、当番はなく土日休みをさせて頂いております。

有り難い期間なので、しっかり休みたいと思います。

noteの更新は土日祝日、関係なく投稿していきますので、沢山ある疑問を一つ一つ解決していきます。

そういえば、酸素濃縮器は連結官で何リットルでも増やせることがわかりました。在宅でも高流量が扱えるんですね。


リハビリテーションについてのお話をしたいと思います。
僕の転職した事業所は呼吸器疾患のある方が多いので、呼吸筋疲弊やそれに伴い心臓への負担が大きくなり心不全症状のある方がいます。

そのため、呼吸筋のマッサージやNPPVを導入して呼吸筋を休ませることや疲労改善を積極的に看護師が行っています。

NPPVと2型呼吸器不全

病院では2型呼吸器不全の患者に対してはCO2ナルコーシスのリスクが高いからSpO2が90%くらいあれば様子見て、投与し過ぎはよくないよって教わっていました。

在宅ではモニターが常時みれるわけもなく、医療者ではない家族さんが近くに見えるだけなのでSpO2が90%前後であると説明を受けていても、どうしても不安にさせてしまします。
高齢の方も多いので、貧血であったりとか要因は様々ですがSpO2が低い状態での活動は心負担が大きくなり、心不全も併発にもつながります。
アシドーシスになったりと、PaCO2のコントロールをしているのにほかの弊害が増えて治療を進めることが困難になる場合もあります。

2型呼吸器不全はもともと換気障害があってPaCO2を基準値を目指していく治療を行います。そのため、NPPVをはガス交換を円滑にするために補助することや呼吸筋を休ませることなど多岐にわたって活躍します。

在宅では寝たきりの方もいますが、日常生活をしながらNPPVを使った非侵襲的換気を行う人もいます。そのため、睡眠時のみNPPVを導入したり、訪問時間に装着たしたりと合間合間に使われていることを知りました。

SpO2の目標値は論文によっても、医師によっても様々な見解がありこの治療だけがいいというものはありませんがその人の生活や環境に合わせた治療を行えるのは在宅での強みに思いました。

呼吸リハビリテーション

そこで看護師としては呼吸器の管理や直接的には呼吸筋マッサージを行い、呼吸筋周囲の筋膜と筋肉の癒着をはがし呼吸機能向上・維持に努めています。

具体的には、マッサージ器具を使用しほぐしたり、肩甲骨周りなどのストレッチや徒手的呼気介助を行って呼吸リハビリテーションを行っています。

マッサージは手で触り筋肉の硬いところ、癒着を強く感じるところをほぐしていきますが見つけるのが難しいですね(笑)
そして、見つけるとついうれしくて時間を忘れるほどそこをほぐしていて訪問時間があっという間になります。

時間配分はどの仕事にも共通する大切なことなのでしっかりと意識して訪問できるように試行錯誤していこうと思います。

ちなみに、スクイージングと徒手的呼気介助は混同されがちですが、目的と手技が異なります。これも呼吸理学療法としてあるので活用する場面は多々あると思います。


今回は呼吸器疾患だけでなく心疾患の人にも有効な呼吸リハビリテーションについてお話ししました。

まだまだ浅い知識ですが、昨日より今日と徐々に深めていこうと思いますので皆様の温かいコメントをお待ちしております。

僕にとっては皆様も指導者のひとりなので、どこかで支えあえればいいなと思います。

それでは、明日仕事の人もお休みの人もゆっくり体を休めてください。

ありがとうございました。

たいしょう


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