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『トワイライトゾーン/超次元の体験』(映画 1983)

私の記憶では、ブレット・イーストン・エリス『レス・ザン・ゼロ』に、「トワイライトゾーン」のドラマ版についての記述があった。そのことが妙に気になって、映画を見てみた。

日常にひそむ異世界、超常現象。

エピソード2(スティーヴン・スピルバーグ)
以前、夫が「スピルバーグ作品の特徴は”子ども”」と言っていた。このエピソードも、子どもにまつわる話。
永遠の子ども、ピーターパンのように窓から飛び出していく少年エイジー。彼は、この映画全体において唯一の「オープンエンドな存在」だと思う。どこへ行ったか、なにをしでかしたか、誰にも分からない。この存在を内包しているという点で、とても不思議なストーリー。

エピソード3(ジョー・ダンテ)
結婚についての寓話だと思う。
若い女が、たまたま出会った少年に請われて彼の家に行く。少年の家族は彼女を歓迎するが、なんだか様子がおかしい。家の中には、彼女が知らないルールがあるらしい。その秘密に気づいた時には、もう逃れられなくなっている。だが、語り手は救いを用意している。女は、どうすれば自分と少年(夫)が救われるのか、わかっていた。

この映画の上記以外の部分には、それほど興味をひかれなかった。

食の場面
エピソード3の夕食。少年の好物は、ピーナッツバターのハンバーガー。

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