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海に浮かぶヨーロッパ?福岡のマリゾン
異次元空間は、世界のヘンテコを追う同人誌「異次元空間」のオンライン版で、風変わりな場所と構造物の紹介がメインです。
海の上にある何かに妙に人は惹かれるらしい。小さな無人島だとか、離島まで架かる橋だとか、豪華客船だとか。そういった海の上にある何かには不思議な魅力、ロマンを感じるものだ。
今回の異次元空間では、海の上に建っているヨーロッパ風の商業施設マリゾンを紹介する。
福岡の中心部からさほど離れていないエリアに、シーサイドももち海浜公園がある。海岸自体は海っぴビーチという名称が付けられている。こんな中心地にある海岸なので、もちろん人工海岸である。
ももちは漢字だと百道と書くらしい。付近には日本一の海浜タワー、福岡タワーもそびえている。
海辺へと降りる階段から全体を見たところ。奥の塔のある部分が島になっており、そこまで桟橋を渡っていくような構造になっている。
シーサイドももちのウォーターフロント施設。
「福岡タワー」から海側に徒歩わずか1分の場所にあり
海の上に浮かぶ多彩な施設群がレジャーやデートに人気スポット。
ビーチサイドではマリンスポーツも盛んで
夕暮れは都会の海辺のロマンチックな景色が広がる。
パームツリー桟橋の先にあるウエディングアイランドマリゾンは、
30mのヴァージンロードを備えたチャペルをはじめ
選べる4つのオーシャンビューバンケットが若いカップルに人気。
福岡市公式シティガイドよかナビウェブサイトより
陸側には雑貨店やバーベキューのできる店が並んでいた。どこかのリゾートを思わせる雰囲気である。
一番気になっていた塔のある建物は結婚式場の敷地内にあるらしく、近づくことはできなかった。
結婚式場の裏には船のりばがあり、そこまでの通路は一般開放されている。通路からは施設内の雰囲気ある回廊を覗くことができた。
船のりばには「うみなかライン 海の中道行高速船のりば」の看板が立っていた。ここから対岸の海の中道海浜公園へと渡ることができるようだ。
マリゾンはアジア太平洋博覧会-福岡’89の開催地として完成し、会期後に商業施設としてリニューアルオープン、さらに2004年に結婚式場をメインにリニューアルされてきた歴史がある。
この裏手はおそらく初期の頃の面影を残しているのだろう。表側のヨーロッパ風とは違った佇まいである。
当時のCMにもマリゾンがチラっと映っている。
横から見ると島というよりは巨大な桟橋のような構造になっていることが分かる。横浜のみなとみらいにあるぷかりさん橋とは違い、実際に海面に浮いているわけではない。
東半分よりは西半分のほうが写真映えしそうな建物が建っていた。この写真を撮影した日も波打ち際で記念写真を撮る人々が集まっていた。
なお、ウエディングフォトやコスプレの撮影については届け出や撮影料がかかる場合があるのでこういった目的で利用を考えている方は注意が必要だ。
ライトアップした姿もまたいい。雨の日だとより美しい夜景が見れそうだ。
内部の全天球画像は公式で撮影したものをGoogleストリートビューで確認することができる。操作してみると福岡タワーまで近いことに驚くかもしれない。
日本にはまだ見ぬ不思議な光景があるものだ。