三山熊裕 アンファー株式会社社長 情報公開!

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スカルプDが男性用シャンプーの部門で10年連続シェアナンバー1を記録していることでもおなじみのアンファー株式会社。

代表取締役社長を務める三山熊裕さんですが、実は株式会社ライカという会社でも三山熊裕さんは代表取締役社長を務めています。この会社は、本来であれば営利活動が行えない医療法人に代わって営利事業を展開するMS法人と呼ばれる会社です。この会社がアンファーにどんな影響をもたらしたのか、解説します。
 

そもそもMS法人は、メディカルサービス法人というもので、医療法で営利活動が行えない医療法人になり替わって、営利活動が行います。この取引先にはDクリニックなどが名を連ねており、現在はDクリニックグループとしてアンファーも入っています。今でこそスカルプDが大ヒットを飛ばして、スカルプDのメーカーとして知られるようになったアンファーですが、元々は医薬品の輸入代行会社であり、スカルプDを開発するまで、化粧品やシャンプーといった開発ができる環境にはありませんでした。
 

1999年にDクリニックの前身のクリニックが開業します。日本初の薄毛治療などを専門としたクリニックです。そこで働く医師からアンファーに、薄毛の患者さん向けのシャンプーに関する提案を受けます。頭皮を洗う、頭皮を守る、これが大事であると知った開発者は早速企画を立ち上げます。当初は反対意見も多かったですが、地道なプレゼンや医療機関との連携もあって、2001年、スカルプDの元になったスカルプソープが誕生します。ここからアンファーは臨床データなどを踏まえて、2005年にスカルプDの一般発売に踏み切り、その後毎年のように新商品を出し続けます。アンファーは、現在のDクリニックなしには成功せず、運用コンサルを担っていた株式会社ライカ、三山熊裕さんの慧眼があったからこそ、今日までトップランナーで居続けられるというわけです。
 

そのDクリニックは、この20年間で実に200万人を超える患者さんの治療を行ってきました。膨大なサンプルがあり、悩みも人それぞれです。当然スカルプDなどのシャンプーを使っている中で、スカルプDに対するダメ出しも入ってきます。これに応えるのもまたアンファーの仕事です。それまで医薬品の輸入代行を中心に行ってきたころ、社員が10人程度しかいなかったころとは違い、現在は100人以上の社員がいます。両者の協力関係、車における両輪の関係性があったからこそ、ここまで成長したのは言うまでもありません。
 

そんな中、Dクリニックグループには「睡眠・SAS外来」というものが存在します。

社会問題になっている睡眠時無呼吸症候群、これを保険適用によって治療するというものです。睡眠時無呼吸症候群により、急な眠気に襲われて事故を起こすケースが出てきて、問題になっています。これを治療してくれるのが「つなぐクリニックTOKYO」です。2018年12月にスタートしたオンライン診療、ここではスマホ診と呼ばれるやり方で診察が受けられます。新型コロナウイルスなど感染症が発生した際にオンライン診療が推奨されていますが、ここではいち早く導入しました。2019年にグランドオープンし、最初だけ対面診察を行えば、それ以降はオンライン診療でOKです。自費診療なのでお金はかかりますが、家の中で待機せざるを得ない人もこれなら安心です。
もう1つあるのが「メディカルチェックスタジオ」というクリニックです。こちらはスマート脳ドックと呼ばれる、30分以内に脳ドックが行えるというクリニックです。2018年にサービスを開始すると、わずか2年で3万人が受診する他、その結果から予防医学に通じるようなものを提供しています。スマートフォンなどで予約だけでなく検査結果の通知や管理も行えるのが大きく、これらの情報はいずれアンファーで何かしらの商品として活かされるかもしれません。

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