スティーブ・カー「クミンガのルーキシーズンの最大の課題について」

ジョナサン・クミンガのルーキー・シーズンは、NBA史上、ドラフト7位で指名された選手の中でも最も異彩を放つものだった。このスイングマンは浮き沈みが激しく、ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、こうした山や谷を乗り越えることが、クミンガの最初のNBAシーズンで最大の課題になると考えている。

「私は彼にとっての最大の課題は、彼が調子がいい時と悪い時の浮き沈みに対して対処することdと思う。彼は限界のない素晴らしい才能の持ち主だが、経験の不足のために、彼は多くのミスをする時もある。」 カーは土曜日の練習の後に記者団にそう語った。「ただ、ミスをするのはいいことだ、それは予想されることだ、と言うようにしている。この年齢でリーグに入ってきて、すぐにすべてを理解できる人はいないだろう。良いゲームが頻繁に来るようになったが、それでも落ち込むことはある。それは新人であることの一部であり、我々はただ、彼が悪い状況に陥ったとき、落ち込む彼の精神とエネルギーを維持するのを助けなければならない。」と続けた。

19歳のクミンガは、当初は2桁の出場時間を記録することはほとんどなかったが、最近では30分以上の出場時間を記録することもある。彼はサンタクルスでGリーグのゲームに参加したり、全国的に放映されたゲームの最後の数分でウォリアーズのコア選手と共にフロアに立っていることもある。

カーは、The Athleticのマーカス・トンプソンの質問に対して、クミンガのフットワークは、バスケットボールの経験が浅い人間にしてはかなり高度であることを認識していた。

「彼はとても面白い選手だ。ローブロックでのフットワークがとても良く、ステップスルーやドロップステップを何度か見たが、彼はとてもパワフルでジャンプ力が高いので、ディフェンダーにほんの少し角度をつけるだけで、簡単に得点できるのだ。」と、カーはクミンガについて語った。「彼はトランジションでのプレー、クロスオーバードリブル、インサイドアウトドリブルで相手の周りを回るなど、若い選手として成長する過程で多くのスキルワークをしてきたように思う。」

クミンガのルーキーシーズンは、ウォリアーズが再びNBAチャンピオンシップを獲得しようとするシーズンの中で、他のトップ10ドラフトピックの選手がほとんど出来ないであろうプレーオフで意味のある時間を過ごすチャンスを得ることができる。

彼はより多くのゲームの経験を獲得し、ウォリアーズのシステムのより徹底的な理解を深めていけばいくほど、彼はより良い選手に成長する。それはジェットコースターのように激しいものかもしれないが、この19歳の将来は非常に明るく見える。

ファンはこの先、彼が順調に成長をし、ウォリアーズに新たな優勝バナーをもたらすことを心待ちにしている。