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室外機のかげに隠れて・・
建築設計者はエアコンと室外機の位置は毎回頭を悩ませる。
どんなにステキな外観をしていても室外機の位置をきちんと計画していないと、とても残念な仕上がりになる。キレイなお顔の人に、はなくそが付いているのと同じくらい、デザインの全てを無駄にする破壊力がある。
(ちなみに室外機が悪さしないデザインもあると思う。見せ方をきちんと計画をしているや場合、偶然にインダストリアル萌えの状態になった場合など。)
基本的に悪い奴あつかいの室外機は、カバーを被せられたり、色を塗られたりするのだが、実はもっと悪い奴が他にいるのだ!
ホントの悪い奴は冷媒管とドレン管なのだ!
配管は施工する人のセンスによって仕上がりが左右されるので、これまた厄介。しかも、大抵は建物が完成して引き渡した後で施工するので監理ができなかったりする。
↓未固定のクネクネ配管で特に良くない例↓
冷媒管がある場合と無い場合の写真を見て欲しい。
↓冷媒管あり↓
↓冷媒管無し↓
冷媒管が見えないと印象が変わるのが分かるのではないだろうか?
だいぶましになる!「キレイなお顔に鼻くそ」では無く、「大きいホクロ」程度になる。
多くの建物は室外機の位置も、配管の見せ方もデザインされていると思うが、たまに室外機が蛇足的になってしまっているものを見かける。
もし建設予定がこれからある方で、貰った模型やCGに室外機とエアコンが見当たらない場合は、建築士に確認しておいた方がいいと思う。
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ちなみに室外機は見せて、配管を見せないデザインをしている建築物は以下の様になる。
外部にもれ出てくる生活感もデザインになりますねー♡
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