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2022年8月新設!医療ヘルスケア同好会って?

取材・文=りんと(N高6期・ネットコース)

「同好会」と聞いてみなさんはどんなものを想像しますか?
N/S高に数多くの同好会が存在することは、みなさんもご存じだと思います。

日々たくさんの個性あふれる同好会が設立されているN/S高。
今年8月に新設された「医療ヘルスケア同好会」もその一つです。
今回はこの同好会の会長、かずやさんに同好会設立までの経緯や、今後の目標について伺いました!

名前:かずやさん
学校・学年・コース:S高1年 通学週3コース 梅田キャンパス
医療ヘルスケア同好会会長

設立理由

ーー医療ヘルスケア同好会を設立しようと思った理由を教えてください。

体調が悪い時はもちろん、悪いというほどではないけれどもなんとなく体調がよくないとできるはずの当たり前のことができず、身体的にも精神的にも苦しくなります。そのような人が1人でも減ったら嬉しいな、健康になるきっかけを作りたいな、と思い、この医療ヘルスケア同好会を立ち上げました。
健康に関する情報を紹介し、そこで自分自身の健康を考えるヒントを得たり、軽度の症状の予防法を広められたらなと思います。

ーーありがとうございます。今、お話の中に「体調が悪い人が少しでも減ったら嬉しい」とありましたが、なぜ多くの人に健康になってほしいと思うのですか?

単純に体調が悪い状態はとても辛いからです。症状そのものも辛いですし、今まで当たり前にできていたことができなくなることも辛い。それが理由で精神的にも辛くなってしまったり、見えるものではないことが多いので周りの人からの理解を得られなかったりして、不登校になることも少なくありません。
結果的に、チャンスを失ってしまったりと、人生が大きく変わってしまうかもしれないからです。

ーー確かに、体調が悪くて楽しみにしていたことを諦めなければならなくなってしまったら心も苦しくなってしまいますよね。
健康になってほしいと思うきっかけになることがあったのですか? 差し支えなければ教えていただきたいです。

自分も含めて何か体調不良と戦っている人をたくさん見ていてこう思ったからです。特にN/S高は何かしらの体調面の問題と戦っている人が多く、健康上の理由でやりたいことができずに悔しい思いをしている人をたくさん見てきました。その時、身体・心が原因で楽しみを諦めざるを得ない人が少しでも減ったらいいなと心から思いました。

主な活動内容

ーー主な活動について教えてください。

主な活動は、定例雑談会、イベント、雑談・情報交換、noteの更新の4つです。

ーーでは、まず定例雑談会について教えてください。

定例会は月に一度、Slackの通話を用いて行っています。自分が今、興味・関心があることを報告しあったり、新しく出た論文などの情報を教えあったりしています。
生徒同士で交流することはもちろんですが、お互い学びを深めたり知識をより正確なものにしたりすることも、定例会を行う大きな目的の一つです。

(過去に行われた定例雑談会の宣伝画像)

ーーありがとうございます。では次に、イベントについて教えてください。

イベントは主に、医療に関する講演会やクイズ会などを実施しています。健康に関する情報を学校内外含めて幅広い人々に届けることで、少しでも健康に、笑顔になっていただけたらと思ってイベントを行っています。
不特定多数の人が参加できるイベントだからこそ、大切なことは伝えつつあまり重くなりすぎないようにすることを心がけていて、楽しみながら正しい情報を得て欲しいと思っています。

(過去に行われた新入生歓迎イベントの宣伝画像)

ーーイベントひとつにも多くの配慮がなされているのですね。続いて、雑談・情報交換について教えてください。

雑談・情報交換は、簡単に言うと医療ヘルスケア同好会のSlackチャンネルを利用した普段の交流のことです。日常的に健康に関する雑談を行ったり、情報を交換したりしています。自分自身ではどれだけ些細に感じる悩みでも、より詳しく知っている人から教えてもらい解決を目指すことができます。誰でも気軽に話すことができるので、同好会に参加している生徒同士で親睦を深めたり、繋がりを作ったりできます。
個人が抱えている症状の有無、重症軽症に関わらず、どんな人でも気軽に相談ができる雰囲気作りを何より心がけています。

ーー気軽に活動に参加できるというのはいいですね。では最後に、noteの更新について教えてください。

noteの更新は定例雑談会やイベントよりも頻度をあげ、2週間に1回のペースで行っています。健康や医療、病気に関して毎回異なるテーマを取り扱った記事になっていて、軽く目を通すだけでもきっと新しい発見があると思います。
「多くのメディアではほとんど取り扱われないため認知度は低いが、その病気に悩まされている人が多くいる」「薬に頼りすぎない、精神面のヘルスケア」など、今までにあまり触れることがなかったであろう新しい知識としてぜひ見ていただきたいものばかりです。
開始して間もないので今はまだ記事の数は多くはありませんが、これからどんどん発信していきますので、ぜひ一度目を通してみてください!

※noteリンクは記事の最後にまとめて掲載します

目標は?

ーー今まで設立理由や主な活動内容についてお話をしていただきましたが、医療ヘルスケア同好会での今現在の目標を教えてください。

今現在の目標は、活動範囲を少しずつ広げていき、少しでも多くの人に健康になっていただきたい、健康への意識を高めてもらいたいということです。通学コース生やオンライン通学コース生もいますが、自宅で1人で学習が完結するネットコース生が圧倒的に多いN/S高だからこそ、普段はあまり健康を意識していない人も自分の身体や健康について考える機会を作って欲しいと思っています。

ーーなるほど。健康について考えることは大切ですね。では、同好会の最終的な目標を教えてください。

最終的な目標は、この活動を学外に、もっと言えば日本中に広げていくということです。そのために、N/S高の中で行っているこの同好会活動をもっと充実させる必要があります。コツコツと小さな活動を積み重ねていき「日本中へ」と胸を張って言えるような同好会にしていきたいです。

ーーいつか、誰もが知っているような同好会になるよう頑張ってください!

情報の正しさ

ーー正誤のわからないさまざまな情報が出回っている状況ですが、医療情報は特に間違いが許されません。そのような中で、正しい医療情報を発信するために工夫していることは何ですか?

発信する前に確認していることがいくつかあります。
まず1つ目は、情報の提供元が信頼できるところかどうかです。医療機関や厚生労働省などから発表された情報であるか、きちんと根拠が示されているかなどを必ず確認しています。

2つ目は、情報が最新のものかどうかです。日々の医療の進歩により対処法や治療法が刻々と変化していくため、古い情報を発信してしまうと誤った情報が伝わることになります。そのようなことが起こらないように、発表された年月日を確認しています。

3つ目は、日本インターネット医療協議会にて示されている、「医療情報利用の手引き」に従うことです。1つ目、2つ目の確認事項の中に含まれていますが、インターネットで医療情報を発信する際は特に注意が必要となります。さらに医療ヘルスケア同好会としての発信となると、学校に所属する不特定多数の人の目につくのでより一層気をつけています。

4つ目は、発信前に複数人の目を通すことです。これは主にnoteやTwitterを更新する際に行っています。新聞に校正があるように、自分以外の人にもう一度確認してもらうことで誤りがないかどうかの最終チェックをすることができます。

ーー校正は聞き馴染みがありますが、それ以外にも多くのことに気をつけて発信されているのですね!

ぜひ参加してみてください!

ーー多くのことを伺ってきましたが、最後に、アピールと同好会に入ろうか悩んでいる人へのメッセージをお願いします。

医療ヘルスケア同好会では、定例会やイベントなどさまざまな活動を行なっています。医療に興味のある方や健康を維持したい方、知識をつけたい方などはぜひ医療ヘルスケア同好会に参加してみてください!
また、自分が治療中でなくても医療や心理学に興味があるという方も参加してくださっていますので、健康・医療に関して興味がある方などもぜひ一度覗きにきてください!
入ったから必ず何かしないといけないという強制の活動は一切ありませんので、迷っている方も気軽に参加してみてください!

ーーはい!本日はインタビューを受けていただきありがとうございました!

ありがとうございました!

終わりに

今回インタビューをさせていただき、健康に関する活動への熱意の高さを感じました。
繊細な分野であるがゆえの大変さや注意点など、私たちの普段の生活ではあまり意識しないようなポイントを伺うことができたと思います。
ネットコース生は特に自宅で学習が完結してしまうからこそ、学習スケジュールに無理があるかどうかを自分では気づきにくく、気づいた時には体調を崩しているなど、気づかない体調不良が起こりやすくなってしまいます。そのため、自分が思っている以上の身体への配慮を忘れてはいけないなと感じました。

私は起立性調節障害という病気でこのN高に転入してきました。
そして2022年12月現在、医療ヘルスケア同好会の活動に参加しています。
認知度の低さゆえに理解を得られず悔しい思いをしたからこそ、同好会活動や新聞実行委員活動を通して、認知度が低く理解されにくい病気や症状について多くの人に認知していただけるように情報の発信を続けていきたいと思っています。

医療ヘルスケア同好会のnoteとTwitterはこちらから

N/S医療ヘルスケア同好会note

N/S医療ヘルスケア同好会Twitter


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