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仕事をやってる気になる人


仕事をしていると色々なタイプの人と付き合うことになりますが、日々の仕事が忙しいと『仕事をやってる気になる人』タイプがいます。その人を観察するとどうも何か勘違いしているのでは?と思うことがあります。
そもそも仕事に追われて忙しい人には3タイプがあるかと
一つ目は、能力不足から遅くて忙しいタイプ
二つ目は、物理的処理が多くて忙しいタイプ
三つ目は、能力があり仕事が集まってくるタイプ

ここでは、勘違いしていると思われる一つ目の能力不足から遅くて忙しいタイプについて深堀してみます。
観察すると
・机の上は整理整頓ができず、ゴチャゴチャしている
・デスクトップアイコンがやたら沢山ある
・成果物がでてこない
・仕事のやり方がいつも同じ手順
・電話がやたら長い
・突発業務(イレギュラー)が特に不得意
・仕事の段取りを考えていない
・やたらデータとか情報を集めたがる
こういったことを見つけることが出来ますが、本人と話してみると、とても忙しく他のメンバーより仕事をしていると認識しているんですよね。
更に、妙に責任感もあったりします。
このタイプに、仕事の依頼をすると必ず『忙しくて出来ません!』と言ってきます。(今が、こんなに忙しいのでやれないかもと考えてる?)
いやいや、あなたの仕事のこれとこれに、これを追加するだけで手間はほとんどかかりませんよね? と言うと。
考え中の後に、やっと『わかりました。やります。』となることが度々起こります。
この認識の違いはなんなんでしょうかね~。
業務フローは覚えても、そもそも目的を理解していないのか?
したがって、何を最初にすればよいか?とか、効率やるには?とか考えながら仕事をしていない(出来ない?)ようです。
いわゆる空間把握が不得意なのかもしれません。

勘違いしているので、それとなく伝えているのですが
・仕事の効率を上げるには知識習得が必要
・知識習得するにはインプット時間が必要
本人は、「仕事が忙しくてやってる時間がない!」と答えてきます。

自分自身を第三者的に見ることが出来れば、また違った物の見方が出来るんですが、このタイプは決まってそれが出来ない。
こういったことで改善の見込みが無いのが現状なんです。
何かのキッカケで、変わることに期待したいと思います。

最後に京セラ創業者 稲盛和夫語録を紹介しておきます。
・バカな奴は単純なことを複雑に考える。
・普通の奴は複雑なことを複雑に考える。
・賢い奴は複雑なことを単純に考える。
この言葉を頭において、周囲の人達を観察分類してその分類に合わせた仕事を進めるようにすると効率的に成果を出せると思います。


関連本
稲盛和夫の実学

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