お金が残る3つの魔法
前の投稿で書いたように控除の額を増やす事で可処分所得が減ったとしても自分が使えるお金は増えます。(控除から生活費を出せる為)
■所得分散
読んで字の如く、所得を分散させる事です。
①夫だけが1000万稼いでいる場合
1000万(課税所得)×43%(所得税率)ー153万(控除額)=277万(所得税)
②夫が500万と妻も500万稼いでいる場合
所得税が107万ずつで合わせたら214万円
①と②どちらがお得でしょうか。これだけでも、63万円得をしている事になります。
■損益通算
赤字と黒字を相殺することを言います。
つまり、赤字の所得を他の黒字の所得から差し引くことです。
例えば、同じ年に株式を売却し、Aでは利益が出てBでは損失が出た場合にはそれぞれの利益と損失を相殺して、相殺後の金額が、その年の譲渡所得の金額となり、その金額をもとに納税額を計算します。
それでも赤字が解消できず、マイナスになった場合、最長3年間損失を繰り越して控除することも可能でこれを繰越控除といいます。損益通算する場合も確定申告が必要です。
損益通算とは
極端にいうと
事業所得とサラリーマンどちらでも働いていて事業の費用が事業赤字になってしまったとすると
損をしてしまった分をサラリーマンとして稼いだお金と合わせて税金を計算してもらえるので、
結果的にサラリーマンだけをしているよりもお金は増えます。
■減価償却
減価償却とは、少し金額の高い車やパソコン、応接セットなどを購入した時、その購入代金を、購入した年に一度に経費とするのではなく、分割して少しずつ計上するルールのことをいいます。
たとえば、250万円の車を買ったとします。この時「今年は車を購入したので、250万円かかりました」と、250万円すべてを経費とするのではなく、「今年は50万、翌年に50万、翌々年に50万円…」というように、250万円を何年かで少しずつ経費にするというルールがあるのです。これが減価償却です。
黒字倒産を聞いたことがありますよね?
赤字ではないのに倒産してしまうのです。そのようなことが起きない為にも、買い物は中古(3年落ちが良い)が良いです。中古車は新車よりも早く減価償却ができるからです。
会社を立ち上げようと思っている方は、絶対にこの3つは知っておくべきですし、知らなかったでは損しかありません。知っておくだけでお金が残ります。
私たちも事業一本ではなく、働きながらの事業展開を考えています。人に任せるのも方法かもしれませんが、このような知識は自分で持っていることも大切です。
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