兵庫県知事と県議(団?)の争いは民主主義が未熟であることの証明か?
今日も民放のワイドショーで兵庫県知事が自ら辞職するか? 県会議員を解散して県民に信を問うか?と盛んに論じていた。然し、この騒動に県民がこの騒動をどのように感じているかが全く見えてこないのはこの国の地方自治のありようについて県民は全く無関心ですね。国政選挙や地方自治体の選挙に対して自分達の考えを表明しないのは地方自治と言う身近な行政に無関心すぎるのではないか? 斎藤県知事が3年間で為した業績を上げれば、公用車の車種を変えたと言う事しか認識されないのは県民の幸福実現に寄与していないことの証明かも知れない。日本の地方行政は首長とそれを指示する議員団のスクラムが強固であれば順調に執行される傾向にある。わが町東海市において市職員個人と意見交換をすればやる気を感じるが、実態は首長とある市議団の談合に近い結果しか出来ていない。
辞職すれば県知事選で18億円、議会を解散すれば16億円の費用が必要で二つが重なれば34億円の費用がかかる。兵庫県にこのような死に金を支払う余力がないと言う説もあり、県民がもっと前面に出て物申すことが県民の役割と思うが。
法律の立法精神が活かされていない
物申したい人を守るために20年前に成立した公益通報制度や通報者保護法は機能しておらず、最近、同法の運用強化を行っても運用されていないことも証明された。兵庫県知事は中央官庁で働き、知事に当選した後でも法律や規則を遵守して来たのではないのでしょうか??
公益通報を受け付ける組織は組織内にあり、通報すると言う行為はライオンの織の中に自ら身を投げ込むと等しい。そのような勇気ある行為をした職員をサポートするのも県民の大事な責務と思うのは私の想い込みでしょうか?
わが国は法律を作る時、その運用についての配慮が欠けていると思います。再エネ固定価格買取法も割高な太陽光パネルの設置を促進することだけに注目し法を定めるだけで、その後の運用は放置し続けた。権利を取得した後、設備費が安くなる時を待ち続ける業者が暴利を貪ったことを知る人はいない。割を食ったのは地方の経済産業局の職員でした。権利だけを主張する悪徳業者には我が国のエネルギー構造を改善すると言う立法精神のかけらもない!!
中央官庁で力を発揮する人は県民の心を理解できないようです
知事のマスコミのインタビューに答える態度も言葉遣いも【唯我独尊】と言う仏陀の教えを誤って理解しているとしか思えない。これが事実であるならば、兵庫県民にも知事選で斎藤氏に票を投じた責任を感じて欲しい。この騒動の裏に2名の県職員の自死と言う重い結果があるのです。
話は変わりますが第4の被ばく事故問題も同根です
岸元総理は日米安保協定の改定のため、佐藤元総理は核あり沖縄返還を強行するために南太平洋での核実験のあおりを受けた海上保安庁の職員の被ばく事実を捻じ曲げてしまった。米国の軍医があいまいな診断、我が国の高名なJ科学者の政府への忖度が有望な職員の貴い命を奪ったのは冒頭の岸、佐藤元総理の自分本位の判断にあり、その後の被ばく事故の健康被害で苦しむ人を生んだのは高名な科学者たちです。佐藤氏はノーベル平和賞を受賞しており、返納してしかるべきと考えます。
①広島への原爆投下、②長崎への原爆投下、③ビキニ環礁での水爆実験の死の灰を浴びた第5福竜丸の乗組員で、④は海上保安庁の乗組員の被ばくです。
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