今更、知らさられても遅いかも知れないが

昨晩のNHKの番組で米国に高品位のウラン鉱石を売り込んで大儲けをしたベルギーの商社の幹部について報じていた。通常は含有率は1%位だが、高品位(含有率65%)のウラン鉱石をコンゴで発見した。発見当時は使い道がなかったが金儲けの嗅覚が鋭い彼はナチスドイツに奪われる前にニューヨークに運んで保管した。その鉱石が特殊な用途に使われると推測し、米軍にアプローチした。その時、ナチスドイツが新型爆弾を開発中との情報を得た、米軍は保管中のウラン鉱石をすべて購入するとともに今後の鉱山の利権も半永久的に押さえた。これ程の高品位で大量のウラン鉱石を得た米国はナチスドイツに先んじて原爆を手にすることが出来た。考えようによっては原爆投下場所の第1号、第2号に日本がならなかった可能性あり。
ウラン鉱石発見から米軍への売却までの経緯を約3万ページにまとめていた資料がベルギーで発見された。同商社がナチスドイツに奪われたウラン鉱石の一部がソ連に渡り、同国が1949年に原爆を手にした。以前、何かの本で米国の科学者が原爆の起爆システムをソ連にリークしたことがソ連が原爆を手にするきっかけと知った。

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