ブータン王国と地球温暖化

昨晩のNHKのスペシャル番組で世界一過酷な競技がブータン王国で行われていると報じていた。標高が4,000メートルから5400メートルの高地を3日かけて198㎞も走行するスノーマン・レースと呼んでいる。そのレースを主催するのはブータン王国の国王であり、その意図するところは温暖化によって氷河が溶けて、溶けた水が溜まって氷河湖を形成している。10ヶ所以上ある。氷河湖の堰堤が崩れて、湖の水が引き起こした洪水が何度も起きている。低地に暮らす先進国は温暖化によって若干の生活苦を受けるかも知れないが、ブータン王国や氷河湖の最下流に位置するバングラディシュは国家の危機存亡が迫っている。ブータン王国の国王はそのレースに参加する選手が自分の眼で見たことを全世界に発信し、その衝撃を先進国の人々が自分事とすることを望んでいる。今回は17名の選手が参加し、選手が自らその光景を撮影し、感想を述べている。


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