願う会と一線を画す時が来たようです

愛知県東海市に「きれいな空気の中で暮らすことを願う会」があり、活動の趣旨は降下ばいじんを東海市の南西部にまき散らしている企業(日本製鉄㈱)の責任追及と改善を求めることです。設立時期は8年前に起きたコークス炉連続事故(黒煙と火炎で有名)を契機に活動を始めた。無所属の東海市議はもっと前から市議会で降下ばいじん低減を質問し続けるも市側に相手にされておらず、願う会と共同歩調を取っているが水と油の関係でしっくりと言っていない。1960年頃に立上げ、一定の成果を上げ、現在、休眠状態にある「養父(町)の環境を考える会」の元会長は100歳を超えている。

私が願う会に関わり始めたのは平成18年頃で


製鉄所勤務で得た情報や製鉄所の仕組みに疎い会のメンバーの支援が必要と考えたからです。同じ頃、知多市八幡地区の住民の降下ばいじん問題集会に飛び入り参加すると余りに知識が不足していることに愕然とした。願う会も誰かの噂話やフェイクニュースを基に抗議活動をしており、竹やりでB-29を撃墜するような状況でした。多くの技術者や複数の弁護士などを擁する日本製鉄㈱から鼻先であしらわれる始末です。愛知県環境局も東海市からも全く相手にされていない。

一線を画す気になったのは

企業秘密の漏えいすれすれの情報提供をし、分かりやすく解説をするも理解してくれない。組織的な活動や論理的な追及方法も指南するも自己流で行動するばかりで成果は一向に得られない。
100歳を目の前にした元会長の「皆さん、お力を貸して下さい」と悲痛な発言に何とかしようとしました。①第3焼結の煙突から排出される有視煙問題の大幅改善と②第1・2焼結機のクーラー集塵機の新設を実現させたので元会長との約束を果たせたと考えています。
後は願う会のメンバーで頑張ってもらうしかなさそうです。


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