第48回「健康と環境を守れ!愛知の住民いっせい行動」愛知県との話し合い
愛知県、三重県で発生した公害や環境破壊に対して腰が重い愛知県知事や名古屋市長に住民の切なる想いを訴える機会として「健康と環境を守れ!」と住民が立ち上がり、始まった一斉行動も48回を数え、今日、県庁と自治センターで大村知事や環境局長が出席して行われた。
形骸化する要請行動とは
この会が始まった頃は国内の公害問題(代表れい:四日市ぜんそく、大江ぜんそく)の改善を求めて住民が県庁や名古屋市役所に押し寄せた。この傾向は全国至る所で見られた。様々な公害裁判(名古屋新幹線騒音、名古屋南部公害)で行政や被告企業は敗訴を続け、又は和解(限りなくこ敗訴に近い)の見返りとして行政は住民の意見陳述の場を設けた。公害問題が下火になり、被害者や支援団体の高齢化と共に形骸化している。
今日のいっせい行動で行政のうっかり発言が目立った
中部国際空港で埋立地の目的外変更
中部国際空港の計画の前、同地は中部圏で発生した大規模災害の廃棄物を使い、緑地公園建設すると言う名目で埋立て許可を愛知県知事が認可した。
次に県営名古屋空港では海外からの旅行客を受け入れる余裕がないと言う理由で現在の場所を中部国際空港とした。関西国際空港と同じく架空の需要見通しを県は承認した。滑走路も1本しかなく、風向きによっては離発着に支障が出ている、欠陥国際空港です。また、滑走路の増設のために空港島の埋め立てに名古屋港の浚渫土砂を使って拡張するらしい。
名古屋港の中に日本製鉄㈱名古屋製鉄所と愛知製鋼㈱知多工場に挟まれた公用海水面があったが、大規模災害時の緊急物資の集積場を確保すると言う名目で埋め立てを県は認可した。
1.名古屋製鉄所に着岸する輸入船の水深が浅くて海外から輸入する鉄鉱石や石炭の荷役の障害になっていた。浚渫土砂の持って行き場が北九州市の響灘では費用負担が重すぎた。
2.名港管理組合の頭痛の種である名古屋港の浚渫問題も横たわっている。
こちらは大村知事も「何とかせよ」と言ってたようだが、ポートアイランドが標高18mの小山になっている。
3.そこで製鉄所の製鋼スラグが埋立てに使えれば、産業廃棄物処分と言う名目が成り立なっている。つ。
愛知県が緊急時物資の集積場にすると言うシナリオを書いて、日本製鉄㈱が実行犯、名港管理組合が共犯となって公用海水面の埋立てが完了したが、現在、埋立て値は名古屋製鉄所のコイル置き場になっているので、使用目的の無断変更が。
4.最近は中部国際空港の埋め立てに使うことになっている。
西知多産業道路の6車線化+延伸は需要見通しの捏造
西知多産業道路の渋滞解消と言う名目で4車線部を6車線化する工事が粛々と進んでいるが同道路を走ると愛知製鋼㈱知多工場、日本製鉄㈱名古屋製鉄所、大同特殊鋼㈱知多工場の区間が朝の出勤時間帯だけ大渋滞を起こしている。その時間帯は路側帯を走行する車が名古屋製鉄所に吸い込まれている。
そもそも、西知多産業道路は海岸を埋め立てたルートにあり、「東南海地震が発生すると液状化する危険性があり、緊急時物資の集積場は役立たず」と東海市のⅯ副市長に物申した経緯あり。Ⅿさんは国土交通省の役人で日本全国を渡り鳥のように動いている。
愛知県の職員はオウム返しの連続です
県民が一生懸命に調べて質問をするが、県職員の答えは毎回同じで、何度注意してもオウム返しを繰り返す。場外で、県職員は数年おきに配置換えをするので、無責任な返事をすることが常態化している。「県民の多くは20年、30年と同じところに住んでいるので誤魔化されませんよ」と県職員に釘を刺して置きました。
愛知県知事を始め県職員はトヨタやグループ企業の意向を忖度して、トヨタ道路を至る所に造っている。
「高圧ガス保安法に不備があり、水素ステーションの整備が進まない」と県庁に出かけて談判しましたが、一向に改善せずに今に至っています。
然し規制官庁である県が首をたてに振らなければ、前に進まない。名古屋市内の水素ステーションは名古屋市に移管されると改質器の夜間無人保熱運転が実現しました。これも私のアイデアですが。
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