袴田さん弁護団、検事総長を提訴する
昨年、再審請求を認め、無罪判決を勝ち取った袴田巌さんの弁護団が検事総長の談話の内容が名誉棄損にあたるとして国に賠償請求を求める提訴を行った。袴田さんが長期間拘束されたことに対する国家賠償請求は既に提訴済みですが。弁護団が問題にしたのは再審請求に対する控訴断念の際、検事総長が行った談話の内容が名誉棄損していると言うことです。検察・警察が有罪とする証拠品が賢察・警察の捏造が疑われるとしたことに不満たらたらの談話であった。「袴田さんが相当長期間にわたり法的地位が不安定な状況に置かれた」と言う談話は相当長期間=30年以上、法的地位が不安定な=何時、何時絞首刑台に上がるか不明な状況 を考えてもっと深刻に反省の弁を述べるのが人間としてのあるべき姿です。歴代の先輩諸氏が残した失敗を畝本直美検事総長一人に背負わせる事とは酷だと思いますが。
再審制度の法的欠陥を見過ごしたのは検察のみならず、裁判所関係者も同罪です。