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第1050号【じじいのひとり言】《格差と思想》2025.2.16.
テレビ東京で放映されている「家、ついて行ってイイですか?」をご覧になっている方も多いと思います。現在、私はスピンバイクをこぎながら、U-NEXTで過去の放送をタブレットで見直しています。「家、ついて行ってイイですか?」の一言から始まる、まさかの人生ドラマ。駅やイベント会場など、さまざまな場所で出会った見知らぬ人の自宅に突撃し、その暮らしや人生を垣間見るドキュメンタリー・バラエティ番組です。
この番組の面白さは、一見普通に見える人々が、実は驚くほど個性的な人生を送っているところにあります。豪快な趣味を持つ人、予想外の職業の人、過去に波乱万丈の経験をした人など、誰もが何かしらのドラマを抱えていることに強く共感を覚えます。ただ家について行くだけなのに、人の数だけ「生き方」があり、思わぬ感動があり涙することもあります。そんな予測不能な展開に「自分もまだまだだな」と感じることがあります。
先週は意外とのんびりの一週間で、後輩を無理やり我家のテラス飲みに引っ張りこんだり、月末に開催予定のコミュニケーション質向上セミナー、経営指導力研究会の開催準備、昨夜は機械再生プロジェクト第1号機完成祝を、相棒達とやったりと、のんきな一週間を送っていました。じじいの子守に感謝です。
数年前は200gで500円位だったコーヒー豆も、現在は約900円位まで値上がりしています。1杯あたり約12gのコーヒー豆を使用するため、200gで約17杯分となります。かつては1杯29円位で飲めていたコーヒーも、現在では約53円位となり、1日4杯飲むとすると、1か月で6,360円にもなります。こうして計算してみると、インフレの影響を実感せざるを得ません。そろそろインフレも落ち着いてほしいものです。
東京都内の新築マンションの平均価格が1億円を超えたというニュースが流れています。どのような人がこのような新築マンションを購入できるのかと考えてしまいます。私も40年近く経済活動に参加してきましたが、資本主義や自由経済のもとでは、所得格差は確実に広がり、今後も拡大し続けるのでしょう。
この1億円のマンションを購入するには、年収3,000万円以上、または1億円以上の金融資産を持つ人と言われ、投資目的で購入する人もいるようです。また、六本木や麻布のタワーマンションでは、毎月の管理費が10万~15万円程度になることが一般的で、湾岸エリアでは設備が充実しているため、15万円を超える物件もあるようです。さらに、管理費とは別に修繕積立金や駐車場代がかかることが多く、実際の毎月のランニングコストは10万~30万円程度になるとも言われています。
そして、コーヒー豆の値上がりでインフレを実感している私にとっては、まさに別世界の話です。こんな格差社会の東京で、人は本当に心豊かに人生を送ることができるのか少し疑問に感じます。そう考えると、松下幸之助さんの「物心両面の幸福」とは何かを改めて考えさせられます。これは単なる経済の話ではなく、人生哲学なのかもしれません。そして私は #田舎で暮らそう
◇東京の、ひろがる格差やばいかな。
◇東京で、暮らす選択覚悟いる。
◇コーヒー落し、気になる高値溜息が。
さあ、今週も頑張りますか・・・