第967号【のぶさんのひとり言】第967号【のぶさんのひとり言】《地球が沸騰する時代》2023.7.30.
国連からは地球温暖化の時代は終わり、「地球が沸騰する時代」に入ったと、危機感を強めているとの発表がありました。日本では梅雨が明けたとたん、猛暑、猛暑、猛暑の日本列島、熱中症で病院に搬送される人も急増し、災害級の暑さ、命の危険がある気温、不要不急の外出は避け、エアコンなどで室温の温度調節をし、のどが渇かなくても、こまめに水分を補給するなど対策を徹底して下さいとニュースが流れます。先日大阪府枚方市では39.8度、西日本、関東各地でも39度台に達し、ヒートアイランド現象で道路やアスファルトの温度は60度近くにもなり、輪をかけて体感温度も上がります。
この時期の秋田県美郷町の気温は、暑くなっても現在33度、34度程、きっと緑と田んぼが多い事で、猛暑を抑える効果もあるのでしょう。秋田県美郷町の朝夕の温度は24度、25度程で、朝夕はエアコンを稼働させなくても大事な睡眠は守れます。ここ秋田の暮らしには雪の苦労はあるものの、猛暑、猛暑の季節の中では過ごしやすく、命の危険がある猛暑より、私には雪の大変さはあるものの、どちらかと言えば暑さより寒さの方を選びます。こんなところも田舎暮らしの良さだと私は考えています。
日課の自転車こぎも現在は昼間の暑さを避け、もっぱら早朝に行っています。朝の気温は24度、25度程、耳に入る優しい風の音をBGMに、軽い下り坂での涼しい風を体で感じ、田んぼの緑、山々の緑、橋の上で川のせせらぎを五感で感じ、一汗かいて庭の蛇口を開き、冷たい水で豪快に顔を洗うと、心と体が整って行く感じを覚えます。そして自転車こぎを終えた小さな達成感を感じながら、緑が沢山ある事も田舎暮らしの良さだと私は考えています。
8月6日から阪神甲子園球場で開催される第105回全国高等学校野球選手権大会が始まります。現在地方大会も順調に進んでいる様で、私も高校球児の活躍には感動と勇気をもらい、大好きな夏のスポーツの一つです。
しかし昔とは暑さのレベルが違う中で行われる試合が、高校球児の健康に及ぼすリスクは高まってきており、試合を早い時間に行うとか、午後の猛暑の時間の試合はやめてナイターで行うとか、猛暑の時間帯の中、試合をやらせ続けている事には違和感を覚えます。大人の都合による行き過ぎた商業主義で運営をされているとするならば、ある意味高校球児は大人社会の犠牲者になっているのかもしれません。
地球が沸騰する時代に入り、夏の屋外スポーツ、屋外イベントの運営のかたちも変えて行かなければいけない時代なのでしょうか。そして災害級の暑さ、不要不急の外出は避けて下さいとニュースが流れます。
さあ8月も目の前、猛暑を避けながら頑張りますか。
◇猛暑日の、道路の温度60度。
◇猛暑日の、高校野球可哀想。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?