第997号【のぶさんのひとり言】《先読み》2024.2.25.
先週も多くの皆様と面会をし、お話をしておりました。私もいまだ少しは経営者のはしくれ、経済経営のお話には興味もあります。まずは日経平均株価の終値が1989年12月の終値である3万8915円87銭を超えて史上最高値を更新したお話。そこには資産運用立国を目指す金融庁、円安デメリット、良いか悪いかの政策の影もちらほら。いままで国の進める政策があまり上手くいったイメージが少なく、ますます資産格差が進む社会に、とてもやばいやばいよと感じています。
次に多い話は、業種を超えての人手不足のお話。現場の慢性的な人手不足は、職場環境の悪化、労働意欲が低下、人材育成の停滞などの問題につながり、持続的な経営が困難になります。経営者は諦めで済ませている方も多く、その反面現場は心身ともに疲労困憊、これはとてもやばく悪い状況で、経営者も諦めで済ませられない最悪なケースもあるのでしょう。慢性的は若年労働層のシュリンク状態も原因のひとつ、なかなか結果をだせない地方分権と少子化対策も問題ですが、とくに人口減少問題は、すべての経済、人の生活に対してあまり良い事は無く、とてもやばいやばいよと感じています。
こんな状況に不安や心配を感じる方は、いままで安全地帯で生きてきた人達の感覚。常に現場の先頭に立ち、常に最前線で経済経営と対峙していれば、その微妙な変化を見逃さず、長中期的な対応ができており、こんな状況でも不安や心配を感じる事は少ないのでしょう。
そこで大事な事が先読みとなり、長中期を想像する力です。ある事象や状況が発生する前に、それが起こる可能性を予測し対策を講じる事で、そのリスクやチャンスを把握し、適切な対応を行う為におこなわれる能動的な行動です。
さあ長中期を想像しながら、今やるべき事をしっかり判断していきましょうか・・・
◇お香焚き、最後の別れ感謝だけ。
◇先を読み、変える勇気に明日がある。
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