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第1047号【じじいのひとり言】《結果主義》2025.1.26.

朝6時頃に起床し、階段を下りて少し肌寒い薪ストーブの前に腰を下ろす。まず薪ストーブの灰掃除をし、少し煤で汚れている薪ストーブの窓ガラスを拭く。それから薪を込め、焚き付け用の割り木から火を着ける。部屋の温度はおよそ12℃前後、40分も経つと部屋の温度は18℃、19℃、20℃ほどまで上がる。その間薪ストーブの火を眺めながら、しばし“哲学する”。#豊かな時間 #田舎で暮らそう

日本選手として初めてアメリカ野球殿堂入りを果たしたイチローさんのコメントに、先日深く感銘しました。イチローさんは、「ムダなことを考えてムダなことをしないと、伸びません」と語り、さらに「無駄なことをしないと合理的になれない」とも述べています。そして、「遠回りすることが一番の近道」という話もしておりました。野球選手でありながら、まるで哲学者のようなその思想に深く感銘しました。

サイモン・ジョンソンは、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院の教授であり、国際経済や金融危機の専門家として知られています。特に世界金融危機の分析で注目を集め、ウォール街と政治の癒着が危機を悪化させたと批判し、規制強化の必要性を提唱しています。サイモン・ジョンソンは金融機関の規模縮小や規制改革を主張し、政策立案やメディアでも影響力を発揮しています。2024年にはノーベル経済学賞を受賞した著名な経済学者で、その研究は、世界経済の安定化に向けた理論的枠組みを提供するものとして評価をされています。

サイモン・ジョンソンは次のように述べています。「各国の産業化や経済成長、1人当たりGDPの伸びには、その国の“制度の良し悪しが大きく影響”しており、1人当たりGDPを伸ばすためには生産性の向上が不可欠です。そして、生産性の向上には“投資と教育”の改善が必要である」と。

この言葉を結果主義の思想と結びつけて考えると、最終的な結果が出ない場合には、プロセスや意図、努力の有無は二次的なものと考え、その政策や制度そのものに問題があると判断しなくてはいけません。結果主義においては、結果が成功や失敗を判断する主な基準となり、その他の要素は重要視しないことが大事で、結果を重視しながらも、その過程で得られた教訓を活かしながら、謙虚な反省と制度を一から見直し、大胆な思想チェンジが求められるのでしょう。

◇火を眺め、哲学するに意味求め。

◇政策も、結果が出ないきゃ変えましょう。

さあ、今週も頑張りますか・・・

#秋田県 #美郷町 #ひとりごと #田舎で暮らそう

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