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第958号【のぶさんのひとり言】《白黒思想》2023.5.28.

ゴールデンウイークが終わったと思っていたら、今日は5月最後の日曜日となりました。5月のスケジュールを振り返ってみれば、それなりに何だかんだとやっているみたいです。そして今週木曜日には6月に突入、6月のスケジュールを確認してみれば、それなりに何だかんだとやる予定になっております。時々仕事を辞めて時間を持て余しているでしょうと言われたりする事もありますが、セミリタイヤ、セカンドライフの生活も、新しいお仕事も順調に進み、それなりに何だかんだと進んでいるみたいでやれやれです。

白黒思想と言う言葉があります。白黒思想とは問題を単純に二極対立の形で考える傾向や思考パターンを言います。この考え方では、物事や意見を白か黒のいずれかに分類し、中間のグレーゾーン、まさしく世界が求める多様性を認める事が出来ない思考の事です。

白黒思想は、複雑な問題や現実の多様性を無視してしまう傾向があり、この思考パターンでは、ある立場や意見が正しと思い込めば、それに反対する立場や意見は自動的に誤りとし、これによって議論や対話が困難になり、対立構図が生じる結果となります。この様な考え方は、物事を単純化し、自身の立場を強化したい人の傾向の思考でもあり、一方では他社を理解できず、複雑さや多様性の存在を理解する事が難しくなります。

リーダーシップで白黒思考の強い方は、他の人の意見や視点を無視するだけでは無く、新鮮な情報と自己成長の機会も失い、組織チームの協力が難しくなっていきます。組織チームリーダーの役割は、組織チームの目指す哲学、ビジョン、目標、方針を明確に伝え、メンバーからのフィードバックや新鮮な意見を素直に受け入れ事がとても大事な時代となってきています。行き過ぎた白黒思想はこの時代、悪い分断しか残らないのでしょう。

人間の感情から考えても、一度分断した組織チームを元に戻す事はとても難儀な事です。そしてその分断をつくらない柔軟性を重視できる思考がとても重要で、優れたバランス感覚を保ち、適切な判断を下す事が求められ、これからの時代をつくるタイプの若いリーダーの登場が求められているのでしょう。

◇出来る人、分断無くしまとめ役。

◇ダメな人、分断つくりやり放題。

◇大丈夫? 白黒思想貴方かな。

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