第1022号【じじいのひとり言】《歴史観》2022.8.18.

事業承継の相談が過去最多らしい。しかし、それほど難しいことではないように思う。答えは一つ。何のために経営をしているのか？ 経営哲学を実践するのみである。決して精神論ではなく、理論的実践である。

最近、ゼラチンを使ったゼリー作りにハマっています。まずは牛乳ゼリーから始めて、500ccの牛乳に50gの砂糖と20gのゼラチンを軽く煮立て、缶詰のフルーツを入れて冷蔵庫で冷やして仕上げます。この方法を応用して、安いアイスコーヒーを買ってきてコーヒーゼリーなども作れるようになりました。

じじいがこんなことを始めた理由は、インフレ経済の影響でコンビニスイーツやアイスクリームがどんどん値上がりし、その衝動買いをやめるためです。娘に作り方を教えてもらい挑戦し、今では10分程度で作れるようになりました。現在、我が家の冷蔵庫にはコンビニスイーツは入っておりません。

冷蔵庫で6時間程良く冷やし、風呂上がりに食べると、これまた自分で作ったということもあり、小さな充実を感じる時間となります。お客様にお出しすれば「えっ」と驚かれることもあり、それがまた嬉しくて、最近は3日に一度はゼリー作りにハマっています。

日本には古くからお盆の行事があり、13日から始まるこの期間、15日には終戦記念日も重なります。8月13日～16日は祖先の霊を迎え、供養を行い、先祖を送ると言う行事、命というものと静かに向き合う4日間でもあります。お墓参りなど、様々な行事が行われ、私たちの生活は常に人の生死と隣り合わせであることを改めて感じさせられます。

そして先日8月15日は終戦記念日。今年は戦後79年にあたり、この戦争で日本の民間人・軍人合わせて約310万人の方々が亡くなったと言われています。この年月はそれほど古い歴史でもありません。しかし、いまだに悲しい戦争が無くならないことに虚しさを感じます。

終戦記念日は、戦争の悲惨さと平和の尊さを忘れないための日でもあります。戦争によって多くの命が失われ、家族や国が引き裂かれ、多くの人々の苦しみが生まれました。これらの歴史的事実を忘れず、次の世代にも伝えていくことが重要な日でもあります。

しかし、そんな中、終戦記念日の前日に、ポストキープを意識した勝手な理論を展開しつつ、政治的なイベントとして退陣を表明する記者会見が行われました。「ドリームチーム？」「政治家の意地？」「気兼ねなく堂々と論戦を？」意味の分からないキーワードを並べての退陣表明の話には、実に虚しい気持ちにもなりました。このお盆、日本人が鎮魂の思いを深める時に、空気を読まず政局を持ち込むなんて、あまりにも歴史に対する認識が欠如しているようにしか思えてなりません。

さあお盆休みも終了、更に気合を入れて頑張りますか。

◇政治家の、意地を見せるは別のとこ。

◇負け試合、早々撤退本音かな。