たまごろも
たまごろも
5月28日(土)永運院 京都
随分日が経ってしまいましたが振り返りを
京都の趣のあるお寺での公演。手入れの行き届いた庭園の風景に鳥の鳴き声が響いていてとてもとても素敵な「舞台」でした。鮮明に鳥の鳴き声が聞こえてくるので初めは効果音で流されているのかと思ったほど。
もちろん踊りも素敵で心に沁みるようでした。厳かな雰囲気から始まって途中ユーモラスな場面もあり自然と溶け込むようなところもあり瞬きするのももったいないほど観ていたい公演でした。
美香代先生がソロで踊られるところは自然の風を受けて踊られているようにも美香代先生ご自身が風を起こされているようにも見え木々の精霊が踊られているようでした。
途中のテンポの速いくすっと笑えるような男女二人のシーンもお互いが会話をされているようで展開がとても気になりました。
最後に3人の演者さんたちが1枚の大きな布をまとって庭の中をゆっくりと歩いて行かれる様子は過去から現在に至るまでの長い時間を語り継いでいるようにも、人と人のつながり・絆のようにも、また個人個人の生きてきたその道標のようにも時間とともに変化しえ見えました。
公演時間が18:00~19:15頃と言う事もあってお昼間の自然光から徐々に人工の明かりへと移っていく様も美しくて「逢魔が時」とはこんな風に人を虜にさせる時間なのだろうかとも考えたりもしました。なんとも贅沢な舞台を観させていただいた気持ちです。
たまごろも~魂衣のタイトルとおり魂の舞がそこにあったように思います。
また、京都の永運院という伝統的な場所で多国籍のお客様が多く訪れられていたことも一つの特徴であったように思います。
良い公演をありがとうございました。
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