50歳だって迷子になります
-自己紹介もちょっぴり含めてます。 病院と訪問看護の経験から得た教訓をもとに、価値観やスキルについて書いた記事。
病院を飛び出す
50歳を過ぎて色々考えたことや幹部との軋轢で疲れて病院を思い切って飛び出しました。外は、病院にいたら見えなかった世界ばかり。「地域に貢献」「地域に愛される」というのをよーく見かけますが、本当に見えててそんなこと言ってたのかなとつくづく考えさせられています。病院から飛び出してまず思ったのは、「自分で看護ができるのか」ということです。長年管理職をやってきて、「看護師に戻れるのか」とても不安でした。でも入ってみなきゃわからないと思って全然病院とは違う訪問看護の世界へ。
初めて踏み込む訪問看護ステーション
ステーションには机とPCがメインで、もちろん電子カルテがたっくさんあるわけではありません。病院とは違う電子カルテシステムがあるようです。朝9時になると簡単に申し送りして、それぞれが「行ってきまーす!」と利用者さんのところへ飛び出て行きます。これにもびっくりしました。い、い、行ってきまーす!?と。もちろん帰ったら「ただいまー」とか「戻りましたー」で帰ってきてそれに対し他のスタッフが「おかえりなさーい」とそういう挨拶。もちろん、家ではやってること。でもこのやりとりに驚きを隠せない私。最初は照れ臭かったです(笑)
最初は「同行」と言って先輩看護師と一緒に回ります。で、ケアの内容を覚えます。でも覚えることは看護ケアだけじゃないんです。
看護ケアの内容(物の場所、手順、家族などなど)
家の場所
駐車場や駐輪場の場所
など、1人の利用者さんに対して覚えることはいっぱい。土地勘のない私にはちょっときつかった。でも半年したら慣れました。自分で看護ができるのか不安だったけれど、長年病院でスタッフとコミュニケーションを取れていたこともありなんとかかんとか訪問に回れるようになりました。
そして悩んで悩んで病院に戻る
訪問看護を少しやって、ご縁がありまた病院勤務になりました。正直、訪問がやりたいのか、病院でやりたいのか今でも答えが出ません。訪問では利用者さんのところに行くのが本当に楽しかった。そして訪問の看護師さんの苦手なところ分かったのでそこのサポートもできたらいいなと思っていたけれど・・・でも病院で働くことも楽しい!定年までもうすぐなので、この病院勤務が最後になると思います。訪問と病院。病院と訪問。どっちも楽しい!!「私、何がしたいの?」「今までの経験をどうするの?」と自問自答。周りからも急かされ50歳で人生の迷子です。
だから、いろんな働き方を考えつつ、転んでも助けてもらって起き上がり(自力で起き上がるのがいろいろな意味で困難笑)
いろんな発信をしていきたいと思います。
やりたいことってなんだろう?
自分の将来像ってなんだろう?
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