患者さんに寄り添いたいのにもどかしかった看護師時代
私は大学病院勤務時代、どうすればもっと患者さんに寄り添えるんだろう…ということをずっと考えていました。
常に目標を持って、何かに追われて、勉強して。セミナーや書籍代にいくら費やしたか分かりません!それでも、自分じゃなくても誰でもできる仕事が多い気がして。プラスαを届けたい私の気持ちがあるのに、最低限を確実に行わなければならない毎日で。マニュアル遵守がとっても嫌な私は苦しい日々でした。
認定看護師の資格をとれば、もっと寄り添えるかも…と考えて、学校の試験を受けたこともあります。
もがき続けた日々が懐かしい…
外来化学療法室では
なんでこんなに苦しんでいる患者さんがいるのに、私は何もできないんだろう、と毎日考えていました。
副作用を抱えながらも薬が効かない苦しみ
心が追いつかない苦しみ
どうしたらいいかわからない思い
希望と絶望を繰り返す
様々な思いを感じている患者さんを目の前に
「病院」という枠がなければできることがもっとあるのではないか、と考えるようになりました。
私の師匠であるブレストアロマセラピストとの出会いから、乳がんとアロマセラピーの学びを深め、ブレストアロマセラピストへ転身することとなりました。
まだまだ日本では治療中の方が受けられるサロンが少なく、患者さんたちは「こういうところを探していました」と喜んでくださいます。
病院では一人一人のお話をゆっくり聴くことができなかったので、今では心置きなくお話が聴けて、触れることができる環境に、私自身が喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。
看護師も天職だと思っていましたが、看護師の経験と知識を活かして、今こうして一人一人と向き合えていることが本当に幸せです。
もしも、同じ気持ちを持つ看護師がいたら一緒に学んでいきたい。そして、全国どこでも乳がん患者さんやがん患者さんが癒される場がある世の中になることを願っています。
ご興味がある方は、ご連絡ください。
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