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世界中の優しさに助けられた旅
こんばんは。遂にヨーロッパ周遊ひとり旅最後の夜になってしまいました。
ブリュッセル観光を終え、バルセロナに戻って参りました。
今深夜3時ですが、最後の夜が名残惜しく寝床に着けずにいます。
最後の夜なので、眠い目をこすりながら今の気持ちをと思い、このページを開いているところです。
ブリュッセルは兎に角美食の街といった感じで、街中にレストランが軒を連ねていました。そして昼間からベルギービールの飲み比べをする人を眺め、わたしはベルギーチョコを色々なお店で買い漁り。中には日本人の方が経営するチョコのお店もあり、世界で活躍する日本人を目の当たりにしてとても嬉しい気持ちになった次第です。
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そしてベルギーは、人口に対する日本人の割合が多いようで、日本語で挨拶してくれる人もちらほらおり、他国では中国人かと尋ねられることが多かったので、一目見て日本人と判断してくれるだけでもとても嬉しくなりました。やっぱり相手に通じる挨拶をするって大切なんだなあと思い、わたしも旅先では母国語の挨拶を使おうと心に決めました。
街中、そして空港までもお花で溢れているブリュッセル。とても可愛い街でした。
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そしてあっという間に最終日。
バルセロナから始まり、マドリード、リスボン、ロンドン、アムステルダム、ブリュッセルと巡った今回の旅。
この旅を始める前は、
どんなトラブルが待ち受けているのだろうか。
スリや強盗にあったりしないか。
初めてのドミトリーで、しかも男女共用ドミトリーで無事に過ごせるだろうか。
ドキドキもありつつ幾許かの不安を抱えながらこの旅に出ましたが
全く持ってそんな怖い思いをすることなく最終日に至っています。
(まだ1日残っているので気は抜けませんが)
むしろ、英語をあまり話せないわたしに対して親切にそしてわかるまで必死に説明してくれたり、困った顔をしていると声をかけてくれ教えてくれたり、言葉は通じずとも人々の優しさに触れる毎日でした。
そしてこちらが笑顔で話しかければ相手も必ず笑顔になってくれる。
笑顔は万国共通だなと改めて実感してしています。
乗り継ぎついでに観光したドバイでタクシードライバーに求婚されたと思いきやタクシー代ぼったくられたり、ドイツ語訛りすぎて聞き取れない英語と必死に会話したり、ナンパしてきた英国男子がしつこくてまいてみたり、エジプト人に自分の名前の意味を教えてもらったり、街中でひとりで読書をしていたらイスタンブール人に声をかけられ読書の邪魔をされたり、一人旅で来ていたオーストリア人の美術教師にヨーロッパのアートについて教えてもらったり、飛行機で隣になったイタリアとスペインのハーフの姉妹に懐かれ仲良くなったり、色んな国の人々と出会うことができて、とっても楽しかった。
バックパッカーを名乗っているとはいえ、旅先は先進国のみで発展途上国に行っているわけでもないので、あまり偉そうなことは言えませんが、自分ひとりでも見知らぬ土地でここまで生活していけるのだなと、自信につながる旅になりました。
そしてやはりその土地を知るには、2日3日じゃ全く足りないということ。もちろん街の雰囲気を知るには十分かもしれないけれど、ただ観光地に行きその場にいる現地スタッフや店員さんと話し、時に街ゆく人にわからないことを聞く、それだけでその土地のことを知った気になってはいけないと改めて思いました。
その土地それぞれに長い歴史があり、どういう経緯で今の国あるいは文化が成り立ち、どういう人柄の人種なのか、もっと勉強して戻って来たいなと。
逆に、出会った人々は、日本のアニメや漫画を褒めてくれることが多くて、わたし自身それらに興味がないせいで、せっかく海外の人がコミュニケーションを取ろうと話題を提供してくれているにも関わらず、わたしがそれに応えられないなんてあってはならないな、と、もっと日本の文化についてよく知ろうと思いました。
この旅で、美術や建築、スポーツなど様々な文化にふれ、全ては違ったジャンルのように見えて実は全て繋がっているのだなとも実感しました。
例えば、絵画見ていれば歴史の流れが理解できたり、建築を見てその土地で起きた出来事を知れたり、そんな風に、全てはその土地で起きた歴史につながる部分があり、いろんな経緯を経て今の文化が成り立っているということ。多くの学びがある旅、とてもいい経験になりました。
堅苦しい文章になってしまったけれど、とりあえず今の気持ちを記してみました。
この世界の素晴らしさを実感した旅、そして平和な時代に感謝した旅。
みんながわたしに優しくしてくれたように、わたしも常に人に優しくいようと心に決めました。
また死ぬ気で働いて、絶対にヨーロッパへ戻ってきます。
あと1日あるので、何事もなく帰国できるよう、気を抜かず楽しみたいと思います。
それではおやすみなさい。
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