【開催レポート】SF作家・バーチャル建築家と考える未来の学校ワークショップ~後編~
2022年8月、5日間に渡って「未来の学校を考えるワークショップ」を開催しました(協力 : 株式会社MIMIGURI)。前編では「未来の学校とは何か」アイデアを出し合い、これから制作する「未来の学校」のコンセプトを考える様子を紹介しました。(前編の記事はこちら→https://note.com/ns_learninglab/n/n9afd65419707#c72ffbdf-e677-406c-87ba-d5d3f5296499)
後編では本格的に制作に入っていきます。
Day2.5 8月23日(火) 創作相談会
時間が少ない中で、最後まで一生懸命制作を行っていました。行き詰まったチームは再度Miroでコンセプトを練り直したり、津久井様からフィードバックを受けたりして、更にブラッシュアップしていきました。
Day3 8月30日(火)
最終日は発表会を行いました。VRChatでそれぞれのチームが作った未来の学校のワールドを見にいきました。
Aチームは、学んだ知識が積み重なっていく学校で、木をモチーフに本が積み重なっています。バーチャル空間ならではの、本に登ることができるようになっていて、木の幹は水に浸かっていて非日常が感じられる学校となっています。
Bチームは動き回った人ほど学びが深まる学校で、オープンワールドの様に広く歩いて色々見て学べる自由な学校となっています。広い空間、数字で霧を表したベンチや、自分が虫になったかのような気持ちで散策できる草原迷宮、お城などが建っています。
Cチームは、心象風景を通じて新しい発見が生まれる学校です。今の学校には自分を表現出来る場所が無いと気づき、自由に心象を表現出来る部屋を作ろうと考えました。そこから学校の教室をメインに心象風景が漏れ出している机や、空間を制作しました。
9月9日(金) ローンチイベントでの発表会
この日に開催されたImmersive Learning Academy ローンチイベントにて、「メタバースの学校」プロジェクトとして発表を行いました。
↓Aチームの発表
生徒からの感想
果たして、今回のトークセッションは生徒にとってどんな体験だったのでしょうか。参加した生徒から届いた感想を見ていきましょう。
「何もかも自分だけではできず、このワークショップに参加したからこそ経験できたことでした!1ヶ月というまあまあ長いワークショップでしたが、毎回が楽しくてワクワクするものでした。」
「個人であれば決して経験することのできない貴重な経験をすることができました。」
終わりに
「未来の学校」をテーマに1ヶ月という長期間を通して、チームで制作をしてきました。
チームでの共同作業は合意形成などの関係構築の良い学びとなり、バーチャル空間でのモノづくりは新しい創作の形と新たな未来の可能性を生み出したのではないでしょうか。
角川ドワンゴ学園では、これからもVRやさまざまなテクノロジーを使ったプログラムを開催予定です。注目が集まる「VR / メタバース」空間でどんな遊び、学びがつくれるか。これからも情報発信いたしますので、ぜひご覧ください!