【新人看護師必見!】夜勤専従ってどうなの?【体験談あり】
初めまして7きちと申します!某急性期病院で看護師をしています。
今回は私が1か月夜勤専従看護師として働いてみて感じたことや、メリット・デメリットを体験談も交えて書いていきます!
まずは超簡単な自己紹介から
名前:7きち(Twitter: @Ns7kichi )
経験年数:3年目
勤務形態:2交代 夜勤16時間(前残業込17時間)
看護方式:7:1看護 日勤はモジュール型 夜勤は機能別
病院:急性期 1000床未満 DPC特定病院群病院 2次救急
担当科:消化器内科
まぁ、何の変哲もない急性期病院の看護師です
さて、本題に入りましょう
結論から言うと大多数の看護師にとって夜勤専従は
しんどいし、それほど稼げません
でもまぁ、メリットもあるのでまずはそちらから
①メリット
1.お賃金が増える
看護師の夜勤には夜勤手当というものが存在します。(病院や施設によって金額は違いますので詳しくは各施設のHPをご確認ください。)夜勤専従ということは、勤務がすべて夜勤なので、出勤するたびに手当てが発生します。7きちの場合は夜勤手当が1万円/回で、夜勤が5回増えたので単純に給料が5万円増えたことになります。
2.休日が増える
これも、病院や施設によって基準があるので一概には言えませんが、7きちの病院では、夜勤の上限回数が決まっているのでそれ以外の日は公休扱いになります。さらに有休を使えばかなりの日数を休むことができます。ちなみに夜勤専従の間は月の休日が3日ほど増えました。(※当社比)
後、7きちは夜勤明けを休日と捉えているので実質2/3は休日です!
3.生活リズムが狂いにくい
意外に思われるかもしれませんが、日勤と夜勤が入り乱れていた頃より、生活リズムが狂いにくかったです(体験者は語る)
朝早く起きる日と、昼頃に起きて出勤する日が交互にあったりすると、体がしんどくなったり朝起きることが億劫になったりしていましたが、夜勤のみなので、朝早く起きる必要はないうえにいくらでも夜更かしできます。
7きちは元々夜型の人間なのでこの点はとても楽でしたね。
4.委員会やカンファレンス、勉強会に出なくてもいい
こちらも、病院や施設によって対応が変わってきますがまとも()な病院であれば、夜勤専従者がわざわざ昼間に病院に出向いてカンファレンスや委員会に参加する必要はありません。実際、7きちはここ1か月で、自分主催のカンファレンスを一度開催したっきりで、それ以外の会議などには全く参加していません。現場で働く看護師にとって、委員会や勉強会はストレスになる場合も多いので、この点はかなりのメリットといっていいと思います。
続いて、夜勤専従をすることによるデメリットです
②デメリット
1.しんどい
日勤であれば勤務時間は8時間ですが、2交代の夜勤なので当然勤務時間は16時間になります。シンプルにしんどいです。朝方の吐き気がやばいです。
更に、勤務の都合によっては 入り→明け→入り→明け とかいう、頭がおかしいとしか思えないシフトが組まれることもあります(師長許すまじ…)
日勤者からは「あんたずっと病棟おるなw」なんて言われます。
この勤務だけは本当にやめてほしいです。QOL爆下がりです。マジでやってらんねぇ…
2.来年の税金が怖い
メリットの方で、お賃金が増えると書きましたが、雇われている身としては税金が気になります。所得税は前年度の収入を参考に決まるため、夜勤専従でいつもより多く稼いだ分は翌年の所得税としてボディーブローをかましてきます。賃金に裏切られます まじFu〇k'n
増えた分は計画的に運用しましょう…
3.眠れなくなる
これは実際に7きちもなりました。夜勤中に仮眠して、明けで遊んで夜中も作業をして休みの日の朝に眠る… こんな生活をしていたせいで、寝たいときに眠れなくなりました。生活リズム崩れとるやんけ!って思いますよね?7きちもそう思います。ぐうの音も出ません。夜勤明けはしっかり満足な睡眠を摂って体を休めることを強くお勧めします。
4.受け持ち事が進まない
自己紹介で書いたように、7きちの病院はモジュール型看護方式を採用しており、一定基準までラダーを進めると(だいたい3年目)患者さんを受け持つことになります。日勤をしているときは、日々患者と関わって情報収集をし、変化があればリニアに看護計画やケア計画に反映させることが容易にできました。しかし、夜勤専従だとそうもいきません。夜勤ではルーティンワークが多いことや、少数の看護師で多数の患者を看護するため、自分の受け持ちと関わる時間が減ってしまいます。日中に受け持ち患者さんを担当してくれている看護師の記録を細かく確認したり、直接その看護師から話を聞いて情報収集をして計画を練ることが求められ、報連相がとても大事になります。また、医師と方向性の確認をしたり情報共有をすることも難しくなるため、いつ主治医がきてもいいように準備していました。しんどいです…
5.後輩指導の機会がない
一部の看護師にとってはメリット?かもしれませんが、「教えるの大好き!お節介大好き!後輩大好き!」な7きちにとってはとても辛かったです。
特に年度初めの時期は新人看護師も入職し、コミュニケーションを取る機会も増えますが、7きちはほとんど新人看護師と喋れていません…LINEなんて誰とも交換していません…先輩悲しいっ‼
実際のところ、来年からプリセプターになるので今は大した影響は出ていませんが、プリセプターをしながら夜勤専従となると夜勤明けや夜勤前に新人指導の時間を作ったり、他のスタッフにお願いすることになります。特に新人看護師にとっては、右も左もわからない病棟にプリセプターなしで放り出されることになるので、かなり大変だと思います。夜勤専従は計画的に…
③まとめ
夜勤専従は、7きちのような若くて後輩指導もしていないけど、そこそこどんな手技でもこなせる年代の看護師にはお勧めです。
その時の病棟の状態にもよるところが多いので、夜勤専従が希望なのであれば、上司とよく相談してください。7きちの場合は、たまたま退職や休職するスタッフがいたので、夜勤専従のお話をいただけました。
勤務後の過ごし方などで自身の体をしっかりケアすれば、普段の勤務以上に趣味や遊びに時間を使うこともできます。実際、7きちは夜勤専従になってから、1か月で積んでいたゲームを2本消化し、自作PCを組み、積み本を5冊以上は消化しています。
しかし、自分の体が健康かどうか一番わかるのは自分自身です。体調や自分の生活習慣と相談して計画的に夜勤専従をしてください。
また、今回は自病棟で常勤として夜勤専従をした際のことを記事にしましたが、派遣看護師として様々な病院や施設で夜勤として働く夜勤専従もあります。よく調べて情報収集をして自分にあった働き方を模索していただければ幸いです。
拙い文章ではありますが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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